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ECB最新バズーカ、TlTRO3-実力明らかになるのは数カ月後か

  • 条件の一部は新プログラムが開始される9月まで公表されない可能性
  • 銀行セクターと実体経済に対する最終的な影響は詳細次第
ドラギ総裁

ドラギ総裁

Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg
ドラギ総裁
Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg

欧州中央銀行(ECB)が最新の景気刺激措置として打ち出した「条件付き長期リファイナンスオペ(TLTRO)3」の実力が明らかになるのは数カ月先かもしれない。

  ECBが先週発表したTLTRO3を市場は総じて力不足と感じ、それほど歓迎しなかった。しかし、この措置の実力を左右する詳細はまだ明らかにされていない。資金供給の規模や金利を表明しなかったことで、ECBは実際にどの程度の景気支援をする用意があるかについて柔軟性を温存した。

  ドラギ総裁は同措置について、減速するユーロ圏経済の成長の耐久性を高めると説明した。総裁は、政策金利を今年いっぱい据え置く約束も含めて、全ては「データ次第」であり後日調整が可能だと強調した。

  ピクテのグローバルストラテジスト、フレデリック・デュクロゼ氏は、「ECBは取りあえず銀行の資金調達の問題を取り除いたが、銀行セクターと実体経済に対する最終的な効果はTLTRO3の詳細次第だ」と話した。

  詳細を固める作業が複数の委員会に委ねられたが、4月の会合に間に合うよう急いではいないと、事情に詳しい関係者が匿名を条件に述べた。条件の一部は新たなプログラムが開始される9月まで公表されない可能性があるという。

TLTRO-III Features

The ECB announced limited details on its new bank loan program

Source: ECB

原題:ECB’s Loan Bazooka May Not Reveal True Firepower for Months (1)(抜粋)

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