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Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

米消費者物価、コア指数が予想外に減速-自動車や処方薬が低下

更新日時
  • 2月のコア指数、前年同月比で2.1%上昇
  • 米金融当局、金利に関して辛抱強い姿勢を続ける可能性高い
Brightly coloured pharmaceutical medication, including antibiotics, paracetamol, Ibuprofen and cold relief tablets, manufactured by a variety of companies sit in this arranged photograph in London, U.K., on Friday, April 27, 2018. Pharmaceutical companies may see approval times cut to 14 months vs. 19 and about $370 million of sales brought forward per antibiotic after global regulators aligned rules to combat bacterial resistance.
Photographer: Chris Ratcliffe/Bloomberg

米労働省が発表した2月の消費者物価指数(CPI)では、食品とエネルギー除くコア指数が市場の予想外に鈍化した。自動車や処方薬の価格下落が反映された。米金融当局にとって金利引き上げについて辛抱強い姿勢を続ける一段の余地ができた格好だ。

キーポイント
  • コアCPIは前月比0.1%上昇(市場予想0.2%上昇)、前月0.2%上昇
    • 前年同月比2.1%上昇(同2.2%上昇)、前月2.2%上昇
  • 総合CPIは前月比0.2%上昇(予想と一致)-4カ月ぶりプラス
    • 前年同月比1.5%上昇(予想1.6%上昇)-2016年以来の小幅な伸び

Cooling Prices

U.S. core and headline inflation both eased in February, missing forecasts

Source: Bureau of Labor Statistics

インサイト

  • 今回の統計は、インフレが米金融当局の2%目標付近での推移を持続できない可能性が高まったことを示唆。世界の成長減速リスクが強まりつつある中、政策当局者は追加利上げを控える可能性がある
  • 米当局の2%目標は個人消費支出(PCE)価格指数を基準としており、同指数はCPIを若干下回る傾向がある。1月のPCE価格指数は3月29日に発表の予定

エコノミストの見方

レイモンド・ジェームズ・ファイナンシャルのチーフエコノミスト、スコット・ブラウン氏:

  • CPI統計は「当社が追跡する見解と確実に一致しており、当局の目標を下回っている」
  • 「米金融当局に近く行動を強いる圧力は全くない」

詳細

  • 2月の新車の価格は4カ月ぶりに低下
    • 中古車は前月比0.7%低下と、昨年9月以来の大幅なマイナス
  • 処方薬の価格は前月比1%低下と、過去最大のマイナス
    • 前年同月比では1.2%低下で、1972年以来の大幅なマイナス
  • CPIの約3分の1を占める住居費は4カ月連続で前月比0.3%上昇。帰属家賃も0.3%上昇
  • 被服費は前月比0.3%上昇-紳士服・男児服が3.4%上昇と、過去最大の伸び
    • 婦人服は1.6%低下で、ほぼ1年ぶりの大幅なマイナス
  • エネルギー価格は0.4%上昇と、4カ月ぶりのプラス-ガソリン価格が1.5%上昇
  • 食品価格は0.4%上昇で、14年以降で最大の伸び
  • 医療費は0.2%低下と、13年以来の大幅なマイナス

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Core Inflation Unexpectedly Cools on Autos, Drug Prices (3)(抜粋)

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