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1米ドル=8香港ドルのオプション成立、「ブラックスワン」に備え

  • 香港ドルは8日に許容変動幅下限に、HKMAが為替介入
  • HKMAが長期防戦強いられればオプション価値上昇の可能性

香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)は、2005年に香港ドルの対米ドル相場を1米ドル=7.75-7.85香港ドルに維持するペッグ(連動)制を採用して以来、この許容変動幅を厳密に守っている。それでも、いわゆる「ブラックスワン」事象に備えたオプション契約を結ぶ市場関係者がいる。

  過去24時間で1米ドル=8香港ドルで売買するオプション契約が成立した。香港ドルは8日に許容変動幅の下限を付けたためHKMAは香港ドル買い・米ドル売りの為替介入を実施し、これまでと同じく変動幅を守る姿勢を示したばかりなのにだ。

Hong Kong dollar volatility has drifted long enough

  8香港ドルでのオプション契約は、極めて安いという魅力もある。米ドル・香港ドルの1年物インプライド・ボラティリティー(IV、予想変動率)は1.06%で、過去5年間の変動率は0.5から4.4%だった。ボラティリティーが高まれば、オプションの価値も上昇する。HKMAが7.85香港ドル付近での防衛を長期にわたり強いられるようなら、オプションのボラティリティーが上昇し、購入済みのオプションが利益を生む可能性がある。

原題:Someone Just Wrote Black Swan Options on the Hong Kong Dollar(抜粋)

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