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金正恩委員長、ミサイル発射なら制裁解除への中ロの支持失う恐れ

  • 兆候通りミサイル発射なら友好関係が崩れる可能性
  • 長距離ロケット施設の復旧は交渉を有利にするための偽装との見方も

北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は1年3カ月ぶりにロケットを発射するかもしれない兆候を示している。長年にわたり北朝鮮を注視してきたオブザーバーらは、金委員長が米国との交渉を有利に進めるための偽装ではないかとみている。

  ベトナム・ハノイでの米朝首脳会談が物別れに終わった2日後に米シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)が公開した新たな衛星画像は、北朝鮮がいったん解体した東倉里の西海衛星発射場の長距離ロケット施設を復旧していることを示した。この動きは、北朝鮮がミサイルないし衛星を打ち上げる準備をしている可能性を示唆する。

  米ジョンズ・ホプキンス大高等国際問題研究大学院の北朝鮮分析ブログ「38ノース」のマネジングエディター、ジェニー・タウン氏は、「これは大きな賭けだ」とした上で、「北朝鮮が衛星を打ち上げれば、この1年間に北朝鮮が築き上げてきた全ての友好関係が崩れ得る」と説明した。

  トランプ大統領の怒りを買う可能性があるほか、北朝鮮は制裁解除への中国とロシアの支持を失わないようにする必要がある。国連安保理で拒否権を持つ両国は、北朝鮮が国際ルールを破って核兵器と弾道ミサイルの実験を行った後、北朝鮮への制裁に同意している。

SOHAE SATELLITE LAUNCH PAD, NORTH KOREA - MARCH 2, 2018:  Figure 1. Rail-mounted transfer building is being rebuilt.

北朝鮮の西海衛星発射場

写真家: デジタルグローブ / 38 North via Getty Images

原題:Kim Jong Un Seen Having More to Lose If He Tests Missile (1)(抜粋)

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