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東芝の株主キングストリート、取締役の過半数入れ替え要求

更新日時
  • キングストリートの共同創設者ヒギンズ氏も取締役候補
  • 産業競争力の最大化には新たな取締役が必要だと書簡で主張
Signage for Toshiba Corp

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Photographer: Akio Kon/Bloomberg
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Photographer: Akio Kon/Bloomberg

東芝の第4位株主、米ヘッジファンドのキングストリート・キャピタル・マネジメントは複数の独立取締役候補を指名し、東芝取締役の過半数入れ替えを求める計画だ。アクティビスト(物言う投資家)として圧力を強める。

  独立取締役候補の1人はキングストリートの共同創設者、ブライアン・ヒギンズ氏。約200億ドル(約2兆2300億円)相当の資産を運用するキングストリートは東芝株の5.4%前後を保有している。

Toshiba Corp. Chief Executive Officer Nobuaki Kurumatani Media Round Table

車谷暢昭会長兼CEO

Photographer: Tomohiro Ohsumi/Bloomberg

  キングストリートは東芝の車谷暢昭会長兼最高経営責任者(CEO)宛ての11日付書簡で、東芝は「産業競争力を最大化し、従業員の潜在的な技術革新能力を伸ばすために」新たな独立取締役が必要だと主張。「各事業部門はより激しい競争に直面している。どの階層においても現状に満足している余裕はない」と強調した。

 書簡で指摘した新取締役会が経営陣に求める点
  • 余剰資金の活用など資本配分の決定は厳格な財務規律により行うこと
  • 事業構成を批判的に見直すこと
  • 各事業分野で国際的利益水準を達成させること
  • 組織の全階層で説明責任と当事者意識の文化を定着させること

  書簡に対し東芝は電子メールで、適切な取締役会構成の構築、候補者選定を行ってきたと説明。その上で、今後も全てのステークホルダーの利益に資することを目的に、環境変化に応じた体制を適切に作っていくと回答した。

  経営再建中の東芝は、2017年11月に主に海外投資家を引受先とする6000億円の第三者割当増資を行い、現在はキングストリートのほかエフィッシモ・キャピタル・マネジメントなど物言う投資家が大株主に名を連ねる。18年6月には7000億円の自社株買いを発表したが、キングストリートはそれでは足りないとして1兆1000億円へ増額を要求した。

原題:Toshiba Investor King Street to Nominate New Slate of Directors(抜粋)

(第4段落に東芝のコメントを追加しました.)
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