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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株上昇-S&P500は6週間で最大の上げ

更新日時
Traders work on the floor of the New York Stock Exchange (NYSE) in New York, U.S., on Monday, March 11, 2019. U.S. stocks bounced back from the worst week of the year, as chipmakers rallied on deal news and the latest retail-sales data boosted confidence that the economy isn't headed for a downturn.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

11日の米株式相場は6営業日ぶりに上昇。S&P500種株価指数は6週間で最大の上げとなった。買収関連の報道を好感して半導体銘柄が高い。堅調な米小売売上高統計を受け、景気に対する楽観も広がった。一方で米国債は下落した。

  • 米国株は上昇、半導体などテクノロジー銘柄が高い
  • 米国債は下落-10年債利回り2.64%
  • NY原油は反発、サウジの減産報道やベネズエラ懸念で
  • NY金は反落、米中通商協議が難航との見方を米政権が退ける

  S&P500種は200日移動平均を上抜けた。ナスダック100指数は2%超の上げ。アップルの投資判断引き上げも支えとなった。エヌビディアは競合他社の買収で合意し、フィラデルフィア半導体指数は1カ月で最大の上昇率。1972年以降で最長の連続安となっていたダウ輸送株平均も上昇した。ただ、ボーイングは大幅安。10日のエチオピア航空機の事故を受けて一部航空会社が737MAXの運航を停止したことが響いた。ボーイングはダウ工業株30種平均の構成銘柄でウエートが最大。この日ダウ平均の構成銘柄で下げたのはボーイングのみだった。

  S&P500種株価指数は前週末比1.5%高の2783.30。ダウ工業株30種平均は200.64ドル(0.8%)上げて25650.88ドル。ナスダック総合指数は2%高。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時58分現在、10年債利回りが1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.64%。

  先週は世界経済に関するネガティブなニュースが相次いだほか、米雇用統計も低調な内容となり、米株式相場は昨年12月以降で最悪の下げとなっていた。

  インベスコの世界市場担当チーフストラテジスト、クリスティーナ・フーパー氏は「朝方発表された米小売売上高が材料となり、株価は上昇した」と分析。「株式相場に明るいセンチメントを作り出すという意味において、M&A(企業の合併・買収)がマイナスに働くことは決してない。先週は株式相場にとって比較的暗い1週間になったが、この日は良い形で安堵(あんど)感から上昇した」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。サウジアラビアが合意以上の規模での減産を4月も続けるとの報道や、ベネズエラでの大規模な停電で同国の原油生産が大幅に落ち込むとの懸念が背景。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は72セント(1.3%)高の1バレル=56.79ドル。ロンドンICEの北海ブレント5月限は84セント上げて66.58ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反落。米中通商協議で合意締結の可能性が低下しつつあるとの見方をトランプ政権が退けたことから、逃避先としての金の妙味が低下した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.6%安の1オンス=1291.10ドルで終了した。

原題:Tech Rally Powers Best Stock Surge Since January: Markets Wrap(抜粋)
Oil Rises as Saudis, Venezuela Seen Carving Deeper Into Supplies
PRECIOUS: Gold Falls as U.S. Remains ‘Optimistic’ on China Deal

(第4-5段落を追加し、更新します.)
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