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米国産シェール、2020年代半ばまでOPECを圧迫へ-IEA見通し

  • イランとベネズエラの減産、OPECの生産能力押し下げへ
  • OPEC産原油への需要は2024年まで減産前の水準に回復しない公算

米国がシェールオイルの生産を拡大させるに伴い、石油輸出国機構(OPEC)は市場での影響力をかつての最大顧客だった米国に奪われている。国際エネルギー機関(IEA)によると、この状況は今後5年間は続く見通しだ。

  IEAが発表した中期展望によると、OPECの原油生産能力はベネズエラとイランの減産により2024年までに縮小する。ライバル産油国の生産が増えるに伴い、OPEC産原油への世界需要は同年までに、減産開始前の2016年より前の水準に回復することはない公算だ。

American Decade

U.S. shale oil will dominate non-OPEC supply growth until the mid-2020s

Source: International Energy Agency

  IEAは、米国のエネルギー生産増が今後も続き、24年末までの世界の生産拡大の70%を占めるとみている。その頃までに米国は日量900万バレルの輸出が可能だ試算されている。これはロシアを抜き、サウジアラビアにも迫る規模だ。

  IEAは「中期的には、米国が引き続き供給増の中心となるだろう」としている。

原題:OPEC Will Be Squeezed by U.S. Shale Until Mid-2020s, IEA Says(抜粋)

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