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Photographer: Andrew Harrer/

政策金利は適切、変更急ぐ理由ない-パウエル議長がCBSに語る

  • 自分を解任する権限、トランプ大統領にはないと考える
  • 金利は「ほぼ中立」-中国や欧州、英EU離脱など海外情勢を注視へ
A pedestrian walks past the Marriner S. Eccles Federal Reserve building in Washington, D.C., U.S., on Tuesday, Dec. 15, 2015. Economists and traders expect the policy-setting Federal Open Market Committee to raise interest rates tomorrow for the first time since 2006, marking the beginning of the end for the unprecedented era of easy monetary policy.
Photographer: Andrew Harrer/

米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、米金融当局として海外情勢の推移を見守るため、金利据え置きを続ける公算が大きいと述べ、現行の利上げ停止に明確な期限がないことを示唆した。

  パウエル議長は10日放送のCBSの番組「60ミニッツ」とのインタビューで、「インフレは抑制され、われわれの政策金利は適切な場所にあると考える」と指摘。現在の金利設定は景気を加速も減速もさせない「ほぼ中立」とし、当局はさらなるデータ発表を見守ることができると説明した。その上で、「辛抱強さとは金利政策を変更する切迫感がないことを意味する」と強調した。

Meeting Of The Financial Stability Oversight Council

パウエルFRB議長

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

  議長は他の金融当局者とともに次の一手を考える上で経済成長や雇用創出、賃金動向、インフレ情勢を注視するほか、中国や欧州に加えて英国の欧州連合(EU)離脱交渉などのイベントを見守ると言明。「これらを総合し、いつわれわれの政策を変更するのが適切か決めることになる」と話した。

  パウエル議長は「米国の見通しは良好だ」とする一方、「現時点での米経済への主要なリスクは中国や欧州での成長鈍化や英国のEU離脱といった出来事に起因するものと見受けられる」と発言した。

  自身や金融政策を巡るトランプ大統領の一連の批判に関する質問に対し、パウエル議長は「大統領についてコメントするのは適切でないと思われる」としつつも、大統領には自分を解任する権限はないと考えるとし、「私に4年の任期があるのは法律上明白で、私はそれを全うするつもりだ」と明言した。

原題:Powell Says Fed Policy Is Appropriate, Sees No Hurry to Change(抜粋)

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