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トランプ氏、アルミ価格が下落と自賛-国内買い手のコスト上昇でも

トランプ米大統領は8日のツイッターへの投稿で、米国が追加関税を発動して以降、アルミニウム価格が約12%下がったと自画自賛した。

  ロンドン金属取引所(LME)のアルミ価格を見る限り、トランプ氏が示した数字はおおむね正しいといえる。だが、国内の買い手の追加的なコスト負担に主に反映される関税の影響を大統領は指摘していない。2018年3月1日に輸入アルミに対する追加関税を発動すると発表して以降、そのようなプレミアムは26%増加し、国際価格下落の好影響が打ち消された格好となっている。

  LMEのアルミ価格は、米中の貿易摩擦が続いて世界経済の成長を鈍化させ、アルミなど工業用金属の需要を圧迫しかねないという懸念の高まりを受け、関税発表以来12.8%下げた。

Costs to ship metal into U.S. Midwest have risen since the tariffs

  トランプ大統領は、雇用創出への貢献にも言及。センチュリー・アルミニウムでは昨年205人雇用が増えたが、アルミ生産の米最大手アルコアで失われた600人の雇用を埋め合わせるには十分でない。

  クドロー米国家経済会議(NEC)委員長とパーデュー米農務長官も、関税を完全に撤廃するか、輸入割当枠に置き換えるよう促す動きがトランプ政権内にあることを認めている。

原題:Trump Touts Aluminum-Cost Drop, But Americans Still Pay More(抜粋)

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