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債券小幅安、利回り曲線フラット化で高値警戒ー明日の5年入札も重し

更新日時

債券相場は小幅安。世界景気の減速懸念を背景に利回り曲線のフラット(平たん)化が進んだことから、相場の高値警戒感がくすぶった。明日実施される5年利付国債の入札も相場の重しになったとみられている。

  • 長期国債先物3月物の終値は前週末比1銭安の152円78銭。一時は152円75銭
  • 新発10年物353回債利回りは、日本相互証券の前週末午後3時の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.035%

市場関係者の見方

バンクオブアメリカ・メリルリンチの大崎秀一チーフ金利ストラテジスト

  • 先週は欧州中央銀行(ECB)のハト派姿勢を受けて円債が買われたが、週明けはその反動で高値圏で上値の重い展開になった
  • 米雇用者数の伸びが低くて驚きではあったが、失業率の低下など良好な部分もあり、金利低下が一段と進む感じでもない
  • 明日の5年債入札に向けた動きも上値を抑えた
  • ただ、週後半には日本銀行の金融政策決定会合を控え、各国中央銀行のスタンスを勘案するとハト派的な姿勢が見込まれるため、ここからの金利上昇は想定しにくい面もある

背景

  • 8日の米国市場では、2月の米雇用者数の伸び鈍化を受けて株式相場が続落し、米10年物国債利回りは低下
  • 一方、米雇用統計では同時に平均時給の伸びが加速し、失業率が低下するなどの好材料もあり、この日の東京株式相場は反発した
  • 米雇用統計:2月は2万人増、1年余りで最小-時給は伸び加速


新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
不成立不成立ー0.035%0.395%0.580%不成立
前週末比+0.5bp横ばい横ばい
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