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エチオピア航空のボーイング737MAXが墜落-157人全員死亡

更新日時
  • ナイロビに向かう予定のET302便、離陸直後に操縦士が問題報告
  • ボーイングは事故調査で技術者派遣準備、FAAとNTSBも協力

エチオピア航空の旅客機ボーイング737MAX8が10日、離陸後間もなく墜落し、乗客乗員157人全員が死亡した。最新鋭の同旅客機が死亡事故を起こしたのはここ5カ月で2回目。

  アフリカ最大の航空会社であるエチオピア航空によれば、エチオピアの首都アディスアベバからケニアの首都ナイロビに向かっていたET302便は離陸から数分後に墜落した。

  エチオピア航空の最高経営責任者(CEO)は、パイロットから離陸直後に問題が報告され、空港に引き返す許可も得ていたことを明らかにした。また、事故機はその前のヨハネスブルクからのフライトでは機械的な問題はなかったようだと付け加えた。

  ボーイングは事故調査を支援するため技術チームの派遣を準備していると説明した。この事故機は、昨年11月にエチオピア航空に新しく納入されていた。米連邦航空局(FAA)と運輸安全委員会(NTSB)もエチオピア当局と事故調査で協力する方針。

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ケニア空港当局のマネジングディレクター、ジョニー・アンダーセン氏による会見(3月10日、ナイロビで)

写真家:千葉康義/ AFP via Getty Images

  今回の事故を受け、737シリーズの最新機種であるMAXの安全性を巡る懸念が強まりそうだ。昨年10月29日には、インドネシアの格安航空会社ライオンエア運航の同型機がジャワ海に墜落し、乗客乗員189人が死亡した。この事故の初期調査では、機器の不具合が原因でパイロットが機体を制御できなくなったことが示唆されている。

  プログラムに何らかの支障があるとすれば、ボーイングの財務だけでなく、同社の評判も脅かしかねない。ブルームバーグ・インテリジェンスの試算によると、単通路型の同機は同社の営業利益の約3分の1を占め、工場生産は今年、月間57機に増加し、年間で約300億ドル(約3兆3300億円)の売上高をもたらす見込み。

  ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、ジョージ・ファーガソン氏はインタビューで「ラインアップで最も重要な機種だ。737のプログラムに何か悪いことがあれば、同社にとって極めて深刻な課題になろう」と指摘した。

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エチオピア航空機の墜落現場

出典:エチオピア航空

  エチオピア航空は発表文で今回の事故について、旅客機はアディスアベバを現地時間10日午前8時38分(日本時間午後2時38分)に離陸し、6分後に連絡が途絶えたと説明。その後広報担当は電話で、乗客149人と乗員8人の中に生存者はいないと述べた。搭乗者の国籍は35カ国にわたり、ケニア人が32人、カナダ人が18人、エチオピア人が9人、米国人が8人など。今週ナイロビで環境関連会議を主催する国連は今回の事故で職員19人が犠牲になったことを明らかにした。

中国、国内航空各社にボーイング737MAX運航停止求める-財経網

原題:Second Boeing 737 Max Crash Within Months Kills 157 in Ethiopia(抜粋)

(エチオピア航空やボーイング、アナリストのコメントなどを追加します.)
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