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【米国株・国債・商品】S&P500続落、雇用統計響く-週間で2.2%安

  • 2月の米雇用統計、1年余りで最も小幅な雇用者増を示す
  • 米10年債利回りは2.63%、2カ月ぶりの低水準

8日の米株式市場では主要株価指数が続落。2月の米雇用統計では、雇用者数が1年余りで最も小幅な伸びにとどまった一方、賃金の伸びが加速したことが明らかとなった。米国債は続伸。10年債利回りは2カ月ぶりの低水準となった。

  • 米国株はS&P500種が5日続落、雇用統計消化し下げ幅縮小
  • 米国債は続伸、10年債利回りは2.63%
  • NY原油は反落、米中の経済指標で景気懸念広がる
  • NY金先物は反発、米雇用統計で逃避需要高まる

  S&P500種株価指数は5日続落、週間ベースでは年初来最大の下げとなった。労働市場が減速し始めたとの懸念が背景。ただ、より長期の前向きなトレンドに一部アナリストが着目したことから、午後には下げを一部埋めた。

  S&P500種株価指数は前日比0.2%下げて2743.07。ダウ工業株30種平均は22.99ドル(0.1%)安の25450.24ドル。ナスダック総合指数は0.2%下落。ニューヨーク時間午後4時33分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.63%。

  アリアンツ・インベストメント・マネジメントのシニアストラテジスト、チャーリー・リプリー氏は雇用統計について、「そのまま受け止めた場合、あまり良い数字には見えない」とコメント。「だが詳細をみていくと、天候要因や政府機関閉鎖の影響がこの統計のノイズになった可能性があることが分かる。総合的にはそこまで悪くなかったと人々は認識したのではないか」と語った。

  米国債は続伸。米雇用統計を受け、週間ベースの高値近辺で終えた。遅い時間には原油と米国株が下げ渋ったことを受け、米国債の上げ幅はやや縮小した。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。中国と米国の経済指標を受けて景気への不安が広がった。午後に米国内の石油リグ稼働数が3週連続で減少したことが明らかになった後、下げ幅は縮小した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は59セント(1%)安の1バレル=56.07ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント5月限は56セント安の65.74ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。2月の米雇用統計が1年余りで最も小幅な雇用増を示したことを受け、逃避需要が高まった。ドルと米国債利回りは低下。欧州中央銀行(ECB)と経済協力開発機構(OECD)が今週明らかにした経済見通しの下方修正も、金を支えた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は1%高の1オンス=1299.30ドルで終了。

原題:U.S. Stocks Set for Year’s Worst Week on Jobs Data: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries End Higher After Weak Payrolls; Steepening Faded
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Gold Gets a Jolt as U.S. Jobs ‘Disaster’ Reignites Haven Demand

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