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3月8日の海外株式・債券・為替・商品市場

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル下落、米雇用者の伸び急減速で-ポンドも安い

  8日のニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が8営業日ぶりに下落。2月の米雇用統計は強弱まちまちの内容となった。賃金の伸びが加速し、失業率が低下した一方、雇用者数は1年5カ月ぶりの小幅な伸びにとどまった。ポンドも安い。英国の欧州連合(EU)離脱に関する悲観的な見方が重しになった。

  • ニューヨーク時間午後4時46分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.3%低下。ユーロは1ユーロ=1.12ドル台に持ち直した
    • 同指数は週間ベースでは0.7%高と、2週連続の上昇
  • 2月の米非農業部門雇用者数は前月比2万人増(市場予想は18万人増)。前月は31万1000人増。一方、平均時給は前月比で0.4%増(予想0.3%増)。失業率は3.8%(前月4%)に低下した
  • 賃金で「示唆されるインフレ圧力」や、政府機関一部閉鎖が雇用にゆがみをもたらしている可能性を踏まえれば、「今回の統計を受けて、ドルが著しく下落するとは見込んでいない」-ラボバンクのジェーン・フォリー氏
  • ドルは対ユーロで0.4%安の1ユーロ=1.1234ドル。対円では0.4%下げて1ドル=111円17銭。ポンドは対ドルで0.5%安
  • ポンドは主要10通貨で下落率トップ。メイ英首相はEU離脱問題の方向性を決する来週の議会採決で、首相の離脱案を議会が否決すれば、EU離脱は決して成し遂げられない可能性もあると語った

欧州時間の取引

  円が主要通貨に対して上昇。中国の輸出減少を背景に、世界的な成長懸念が強まり、逃避先通貨が買われた。
原題:Weak U.S. Payrolls Snap Greenback Winning Streak: Inside G-10(抜粋)
Yen Leads Gains, Euro Steadies Before U.S. Payrolls: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:S&P500続落、雇用統計響く-週間で2.2%安

  8日の米株式市場では主要株価指数が続落。2月の米雇用統計では、雇用者数が1年余りで最も小幅な伸びにとどまった一方、賃金の伸びが加速したことが明らかとなった。米国債は続伸。10年債利回りは2カ月ぶりの低水準となった。

  • 米国株はS&P500種が5日続落、雇用統計消化し下げ幅縮小
  • 米国債は続伸、10年債利回りは2.63%
  • NY原油は反落、米中の経済指標で景気懸念広がる
  • NY金先物は反発、米雇用統計で逃避需要高まる

  S&P500種株価指数は5日続落、週間ベースでは年初来最大の下げとなった。労働市場が減速し始めたとの懸念が背景。ただ、より長期の前向きなトレンドに一部アナリストが着目したことから、午後には下げを一部埋めた。

  S&P500種株価指数は前日比0.2%下げて2743.07。ダウ工業株30種平均は22.99ドル(0.1%)安の25450.24ドル。ナスダック総合指数は0.2%下落。ニューヨーク時間午後4時33分現在、米10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.63%。

  アリアンツ・インベストメント・マネジメントのシニアストラテジスト、チャーリー・リプリー氏は雇用統計について、「そのまま受け止めた場合、あまり良い数字には見えない」とコメント。「だが詳細をみていくと、天候要因や政府機関閉鎖の影響がこの統計のノイズになった可能性があることが分かる。総合的にはそこまで悪くなかったと人々は認識したのではないか」と語った。

  米国債は続伸。米雇用統計を受け、週間ベースの高値近辺で終えた。遅い時間には原油と米国株が下げ渋ったことを受け、米国債の上げ幅はやや縮小した。

  ニューヨーク原油先物相場は反落。中国と米国の経済指標を受けて景気への不安が広がった。午後に米国内の石油リグ稼働数が3週連続で減少したことが明らかになった後、下げ幅は縮小した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は59セント(1%)安の1バレル=56.07ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント5月限は56セント安の65.74ドル。

  ニューヨーク金先物相場は反発。2月の米雇用統計が1年余りで最も小幅な雇用増を示したことを受け、逃避需要が高まった。ドルと米国債利回りは低下。欧州中央銀行(ECB)と経済協力開発機構(OECD)が今週明らかにした経済見通しの下方修正も、金を支えた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は1%高の1オンス=1299.30ドルで終了。
原題:U.S. Stocks Set for Year’s Worst Week on Jobs Data: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries End Higher After Weak Payrolls; Steepening Faded
Oil Sputters as Economic Woes Outweigh U.S. Drilling Slowdown
Gold Gets a Jolt as U.S. Jobs ‘Disaster’ Reignites Haven Demand

◎欧州債:イタリア債下落、ドイツ債は変わらず-英国債軟調

  8日の欧州債市場でイタリア債が下落、ドイツ債は変わらずだった。米雇用統計で2月の雇用者数が1年5カ月ぶりの小幅な伸びにとどまったものの、相場を大きく動かすことはなかった。長期債では準中核国債が特に堅調だった。

  • イタリア債のイールドカーブはベアフラット化
  • 英国債はドイツ債と米国債を下回るパフォーマンスだった。メイ英首相はEU離脱問題の方向性を決する来週の議会採決で、首相の離脱案を議会が否決すれば、EU離脱は決して成し遂げられない可能性もあると語った。一方、関係者の話によると、EUのバルニエ首席交渉官はEUの大使らに交渉に進展はないと話した
  • ドイツ10年債利回りは0.07%で変わらず、フランス10年債利回りは1bp下げて0.41%、イタリア10年債利回りは5bp上昇の2.52%
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原題:Italian Bonds Fall, Bunds Steady; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋)

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