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クドロー氏がECB批判-欧州は「自らを助けよ」、米成長に依存せず

  • ECBの景気刺激措置、欧州の根本的問題の解決にならない
  • 欧州の大半で改革進まず、だから成長率はゼロ付近に甘んじている

米国家経済会議(NEC)のクドロー委員長は、ユーロ圏の金融政策に厳しい批判の矛先を向けた。

  欧州中央銀行(ECB)は前日、市中銀行向けに低利で資金を供給する新たな景気てこ入れ策を打ち出した。ブルームバーグ・テレビジョンのインタビューに応じたクドロー委員長は8日、ECBの政策は欧州の根本的な問題解決には十分ではないとの認識を示した。

  ドラギECB総裁については、「非常に賢い男だ。私は彼を採点するつもりはない」と前置きしつつ、「量的緩和の形を変えて復活させる、すなわち特別に安くしたローンを銀行に提供することが問題の解決にはならない、とだけ言っておきたい」とクドロー氏は発言。「欧州全域で労働・財政改革を進めることが解決策になるだろう。欧州の大半の国では実際にこの改革が進んでいない。だから欧州の成長率は不本意ながらもゼロに近いレベルに甘んじている」と論じた。

ECBが打ち出した景気てこ入れ策などについて話すクドローNEC委員長

Markets: The Open." (Source: Bloomberg)

  世界的な景気減速に米経済は持ちこたえられるかとクドロー氏は問われ、欧州批判を展開した。米経済が世界減速を乗り切ることに自信を表明し、現時点で欧州経済がかろうじて水面下に沈まずに済んでいるのは米経済が強いからであり、それ以外の支えはないと主張した。

  「米国は欧州を助けようと試みている。しかしいつか欧州は措置を講じなくてはならない時が来る。つまり、自らを助ける者に助けは来るというわけだ」とクドロー氏は続けた。

原題:Kudlow Tells EU to ‘Help Themselves’ and Not Rely on U.S. Growth(抜粋)

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