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メイ英首相:EU離脱、実現しない可能性も-議会が首相案否決なら

  • 12日採決で首相案否決なら「どうなるか誰にも分からない」-メイ氏
  • いま行動すべきだとEU首脳にも呼び掛け-合意なき離脱阻止に向け

メイ英首相は欧州連合(EU)離脱問題の方向性を決する来週の議会採決で、首相の離脱案を議会が否決すれば、EU離脱は決して成し遂げられない可能性もあると語った。首相案に反対する与党内の議員に対しては、2016年の国民投票結果を実現させるため妥協と同案への支持を訴えた。

Britain's Prime Minister Theresa May speaks at the Orsted manufacturing facility in Grimsby

メイ英首相(8日、グリムズビー)

Photographer: Darren Staples/Bloomberg

  メイ氏は8日、イングランド北東部のグリムズビーで、自らがEUと結んだ離脱案が「支持されるなら英国はEUを離脱する。否決されるなら、どうなるか誰にも分からない」と発言。「長いことEUを離脱できない可能性もある。合意案が提供する保護なしに離脱することになるかもしれない。全く離脱しない可能性もある」と述べた。

  12日の議会採決まで4日間しかないメイ氏は、EU首脳に対しても、経済的な打撃を及ぼす合意なき離脱と不透明感増大の阻止に向けていま行動すべきだと呼び掛け、「英議会が抱く最後の具体的な懸念に対処するため、ほんのもう一押しが必要だ」と訴えた。

  EU首脳は譲歩するにしても、英国が離脱を予定する3月29日の直前まで待つとの観測が流れている。だがメイ氏は、それでは遅過ぎると主張。自らの案が12日に否決されれば、議会は合意なき離脱、次いで離脱延期に関する採決へと進み、不安と分裂が長期化することになるとの見方をメイ氏は示した。

原題:May Says Brexit Might Never Happen If Commons Rejects Deal (1)(抜粋)

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