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ソフトバンクG出資の英インプロバブル、損失が10倍超に拡大

Masayoshi Son, chairman and chief executive officer of SoftBank Group Corp., speaks during a news conference in Tokyo, Japan.
Masayoshi Son, chairman and chief executive officer of SoftBank Group Corp., speaks during a news conference in Tokyo, Japan. Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
Masayoshi Son, chairman and chief executive officer of SoftBank Group Corp., speaks during a news conference in Tokyo, Japan.
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

ソフトバンクグループが出資する仮想現実(VR)の新興企業、英インプロバブル・ワールズの売上高は急減し、損失が膨らんだ。

  ロンドンに拠点を置くインプロバブルが6日付で当局に届け出た文書によれば、2018年5月までの1年間の売上高は57万9859ポンド(約8400万円)と、前年の780万ポンドから大きく減少した。

  税引き前の損失は5040万ポンドと、前年の490万ポンドの10倍以上に拡大。同社は前年に135人だった従業員を222人に増やし、人件費は2倍以上に跳ね上がった。

  インプロバブルは大型で複雑なシミュレーションを構築するソフトウエアを提供。顧客には米陸軍も含まれるが、主なターゲットはゲーム開発業者およびその製品だという。

  同社の広報担当は8日の声明で、事業の進展が売り上げに反映されておらず、「特定の契約に絡んで売り上げは急増する」と予想。「成長過程の現段階において、状況は想定通りだ」とし、「将来の成功に必要なチームとテクノロジーを構築するため、資金を投じている」と説明した。

  英開発会社ボッサ・スタジオズは2018年5月、インプロバブルが開発した技術を採用した最初のオンラインゲーム「ワールズ・アドリフト」を発売した。

  ソフトバンクが2017年5月に出資した5億ドルなどのおかげで、インプロバブルに資金枯渇の危険性はない。18年5月31日現在、バランスシートの現金および現金同等物は2億5500万ポンド。18年7月には中国のゲーム会社ネットイース(網易)も、インプロバブルに5000万ドル出資した。

原題:SoftBank-Backed Improbable’s Losses Increase Ten-Fold in a Year(抜粋)

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