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米雇用統計を受けた市場の声:「底なしに悪い」が全体像見る必要

2月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が2万人増と、約1年ぶりの低い伸びにとどまった一方、時給はエコノミストが予想した以上に伸びた。以下はストラテジストらのコメント。

クリスティーナ・フーパー氏:インベスコのチーフ・グローバル・マーケット・ストラテジスト

  • 非農業部門雇用者数という点では底なしに悪い統計だったが、1月の同雇用者数が信じがたいほどに強かったことを踏まえて考えなくてはならない。しかしながら、これでは投資家の失望を補うことにはならない。最初は米連邦公開市場委員会(FOMC)、そしてカナダ中央銀行、最近では欧州中央銀行(ECB)によって、劇的な金融政策のスタンス変化に投資家は警戒態勢にあったからだ。今回の雇用統計は市場の不安を増幅するだけだ

アレック・ヤング氏:FTSEラッセルの世界市場調査担当マネジングディレクター

  • わずか2万人増にとどまった2月の雇用者数が、すでに広がっている景気減速への不安を悪化させるのは必至であり、企業収益を楽観するのは一段と難しくなる。一方で、時給が前年比3.4%急増したのは、利幅に対する脅威が高まっていることを意味する。全体を見渡してみても、投資家が歓迎するような内容は今回の統計にはほとんどない」

ジム・ポールセン氏:ルートホールド・ウィーデン・キャピタル・マネジメントの最高投資ストラテジスト

  • 統計の細部には、トレーダーが冷静を取り戻すような内容が十分にある。雇用者数の伸びが減速するのを、誰も予想していなかったわけではない。だからショックというほどではない。確かに少しは意外だったかもしれないが、それでも雇用者数と家計調査の数字を平均でならせば、まずまず良好な増加になる」

原題:Putting ‘Abysmal’ in Context: Wall Street Reacts to Jobs Report(抜粋)

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