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ドイツ銀主導のグループ、バイアウトローンでの損失回避-関係者

  • 銀行団は予想以上に長く12億ドル相当のローン債権を抱えていた
  • 大きな割引で銀行の手数料の多くが消えたが、損失には至らずと関係者

ドイツ銀行UBSグループを中心とした銀行団は、IT(情報技術)サービスを提供するコンバージワンのバイアウト用ローン12億ドル(約1340億円)相当を、損失を被ることなく売却できたと、事情に詳しい関係者が明らかにした。銀行団は予想以上に長くこのローン債権を抱える事態になっていた。

  リスク資産に対する市場センチメント悪化で、銀行団はローン債権を自社のバランスシート上に置かざるを得なかった。1月にあらためて買い手を募ろうとしたところ、新たな問題が発生。コンバージワンの従業員の詐欺行為が発覚し、同社は棚卸し資産の評価額を1100万ドル引き下げることを余儀なくされた。CVCキャピタルによるコンバージワン買収のためのローンパッケージは、昨年終盤からの市場凍結で銀行が抱えたバイアウトローンの中で最大規模だった。

  このローンの売却成功は、クレジット市場雪解けの最新の兆候だ。関係者によると、最大部分である9億6000万ドルの7年物ローンは7日、額面1ドルに対して96セントで売却された。2億7500万ドルの劣後部分は同94セントで売れたという。大きな割引で、銀行が受け取った手数料の多くが消えたが、損失には至らなかったと関係者が述べた。

  ドイツ銀、UBS、CVCの担当者はコメントを控えた。

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