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欧州委員:米が自動車追加関税課せば世界経済に打撃-EUは報復へ

  • EUは報復対象となる約200億ユーロ相当の米国製品リストを準備
  • 農産品について交渉の議題から外すことをEUは望む

欧州連合(EU)の行政執行機関である欧州委員会のマルムストローム委員(通商担当)は、米国がEUから輸入する自動車・同部品に追加関税を課せば世界経済にとって打撃となり、EUは報復せざるを得ないだろうと語った。

  マルムストローム委員はブルームバーグTVとのインタビューで、「それはわれわれの経済にとって非常に有害となり、世界経済にとっても米経済にとっても有害なものとなろう。多くの自動車が、欧州からの部品を使って米国で製造されているからだ」と発言した。

  マルムストローム氏は、トランプ米政権が自動車・同部品に対する追加関税を実行に移した場合に備えて、報復措置の対象となる約200億ユーロ(約2兆5000億円)相当の米国製品リストをEUが準備していると述べ、リストはまだ公表しておらず、EU加盟各国の承認が必要だと説明した。

  米商務省は、自動車輸入が国家安全保障を危険にさらすかどうかに関する調査報告書をトランプ大統領に先月提出したが、マルムストローム委員によれば、EUは内容を見ていない。

  同委員は、EUとしては米国との交渉で自動車問題を話し合う用意があるが、農産品について議題から外すことを望むと繰り返し表明した。

原題:Trump Car Tariffs Would Hurt Global Growth, EU’s Malmstrom Warns
Malmstrom: EU Would Have to Retaliate Against U.S. Car Tariff(抜粋)

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