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日本株大幅続落、景気懸念と中国株急落-輸出や金融中心に全業種安い

更新日時
  • ECBは19年の経済成長見通し下げ、中国の2月輸出入は共に減少
  • 中国上海総合指数はことし最大の下げ、当局の過熱抑制観測も
A pedestrian using his smartphone walks past an electronic stock board outside a securities firm in Tokyo, Japan.
A pedestrian using his smartphone walks past an electronic stock board outside a securities firm in Tokyo, Japan. Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
A pedestrian using his smartphone walks past an electronic stock board outside a securities firm in Tokyo, Japan.
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

8日の東京株式相場は大幅に4日続落。欧州中央銀行(ECB)の経済見通し引き下げに中国株大幅安が加わり、世界景気の先行きに対する懸念が強まった。機械や電機など輸出関連、非鉄金属、海運、金融中心にほぼ全面安。

  • TOPIXの終値は前日比29.22ポイント(1.8%)安の1572.44
  • 日経平均株価は同430円45銭(2.0%)安の2万1025円56銭
    • 両指数とも4日続落は昨年12月25日の5日続落以来の連続安
    • 下落率は米中交渉懸念と欧州景気悪化が重なった2月8日以来1カ月ぶりの大きさ

  ECBは7日、地政学的要因や保護主義の脅威などを理由に2019年のユーロ圏経済成長見通しを1.1%と、昨年12月時点から0.6ポイント引き下げた。景気懸念から安く始まった日本株は、中国株安と為替市場でのドル安・円高進行で下げ幅を広げる展開となった。

8日はことし最長の4日続落

  大和住銀投信投資顧問の門司総一郎シニア・エコノミストは「欧州は景気のセンチメントが弱いだけでなく、ドイツから中国向け輸出の実体面でも弱さが出てきた。中国景気も良くない」と指摘。米中交渉への楽観から日本株に強気姿勢だった向きが「景気の悪さを再認識して売っている可能性がある」と述べた。

  中国上海総合指数は日本株の取引時間中に一時3.6%安と、18年10月11日以来の日中下落率。2月の輸出入が共に減少したほか、最大手証券による珍しい「売り」推奨で当局が株高ペースを落とそうとしている兆しと受け止められた。中国株の上昇一服と為替のドル安・円高が重なることが警戒され、日本の株価指数先物に売りが膨らんだ。

  • 東証33業種では海運、保険、機械、証券・商品先物取引、非鉄金属が下落率上位
    • 海運は今期最終赤字が1000億円に膨らむ見通しと発表した川崎汽船が急落
  • 取引開始時に算出された株価指数先物・オプション3月限の特別清算値(SQ)は2万1348円40銭ーブルームバーグ試算
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