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米連邦通信委、Tモバイルによるスプリント買収案の審査中断

更新日時
  • FCCの審査日数の表示は122日の時点で止まった
  • FCCと司法省反トラスト部門の審査は完了近いとみられていた

米連邦通信委員会(FCC)は7日、TモバイルUSによる265億ドル(約3兆円)でのスプリント買収案の審査を中断した。両社が提示した買収の新たな論拠を精査するために、さらなる時間が必要だと説明した。

   今回のFCCの動きは、8カ月余り審査されてきた両社の合併計画に新たな混乱を引き起こした。「あらゆる兆候から判断すると、今後数週間以内に決定が下されるとみられていた」が、現時点で「両社は政策当局者に自らの正当性を説明していない」ようだと、FCCの元当局者ジジ・ソーン氏が指摘した。

  FCCはウェブサイトに掲載した公告で、先月および今月6日に提出された「重要な追加情報」を調べる時間が必要だと説明。Tモバイルは6日、家庭内ワイヤレスブロードバンドサービス計画を改訂する書類を提出した。

  同買収計画はFCCと司法省の反トラスト部門の承認が必要。FCCは180日で審査を終える計画だが、審査日数の表示は7日に122日の時点で止まった。審査は4月4日に再開する。

  米通信事業者3位と4位が統合することになる同買収案は昨年6月に当局に提出されたが、買収が実現すれば競争は阻害され、値上げにつながる恐れがあるとして民主党や政策グループなどから批判されてきた。一方、Tモバイルとスプリントは、統合によって業界上位2社のAT&Tとベライゾン・コミュニケーションズにとって、より力強い競争相手になり得ると主張している。

原題:U.S. Pauses T-Mobile-Sprint Review in Sign of Fresh Turmoil(抜粋)

(1ー3段落目に詳細を追加して更新します.)
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