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景気リスク、「緩やかな」金利軌道を正当化-ブレイナードFRB理事

  • 見通し下方修正に合わせ、金利軌道も下方修正を-ブレイナード氏
  • バランスシート縮小は年内に終了するべきだ-プリンストンで講演

米連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事は、米国内外で景気見通しが弱まりつつあることから、米金融当局が以前に想定していたよりも「緩やかな」金利軌道が求められると述べた。

  ブレイナード理事は7日、ニュージャージー州プリンストンで講演。講演原稿によると、「生産と雇用のベースライン見通しを小幅に下方修正することで、当局の伝統的な政策ツールであるフェデラルファンド(FF)金利の軌道を小幅に下方修正することが必要となるだろう。そうすることで景気の弱さの一部相殺を助ける。そうした弱さは景気を圧迫するはずだ」と述べた。「さらに、リスク管理の基本原則を踏まえれば、下振れリスクの高まりにより、政策軌道の形状を小幅に下方修正することが正当化される」と話した。

Lael Brainard

ブレイナードFRB理事

写真家:Andrew Harrer / Bloomberg

  「全体として、米国の軟調な消費関連データや国外の減速は、先般の金融市場のボラティリティーとともに見通しの形状を圧迫する可能性が高く、従って政策軌道の形状を緩めることを正当化するかもしれない」と指摘。「生産と雇用への下振れリスクの高まりは、景気の見通し形状が変わらない場合でも、FF金利の軌道をもっと緩やかにすることの論拠となろう」と述べた。

  同理事はまた、米金融当局はバランスシートの縮小を年内に停止するべきだとも語った。バランスシート縮小のプロセスは2018年の初めに開始された。「バランスシートの正常化はかなり進んだため、年内に資産償還を徐々に縮小することが適切になる」と話した。

原題:Brainard Says Risks to Economy Argue For ‘Softer’ Fed Rate Path(抜粋)

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