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ECB決定へ:長期オペ議論とフォワードガイダンス、景気予測に注目

  • 新たな長期リファイナンスオペ、詳細発表は4月に先送りも
  • フォワードガイダンスで金利据え置きの期間を延長する可能性

欧州中央銀行(ECB)は7日に政策を発表する。長期リファイナンスオペ(LTRO)の再開について何らかの発表があるか、金利フォワードガイダンスが変更されるか、この日公表される最新の経済予測がどの程度下方修正されるかに注目が集まる。

長期リファイナンスオペ

  ECBは条件付き長期リファイナンスオペ(TLTRO)を通じてイタリアとスペインを中心としたユーロ圏の銀行に7000億ユーロ(約88兆円)余りを貸し付けている。この融資は夏から満期を迎え始め、銀行は借り換えを頼みにすることになりそうだ。新たな資金が供給されなければ、銀行が与信を絞り景気減速が悪化する恐れがある。

  経済見通しは新規の長期オペを正当化するほど大きく引き下げられる見込みだと事情に詳しい関係者が述べているが、新たな融資の仕組みについてスタッフが作業中であり、詳細が今回発表されるか、4月になるかは分からない。

フォワードガイダンス

  ECBは現在、少なくとも夏の終わりまで金利を据え置くとしているものの、新たなフォワードガイダンスで据え置きの期間を延長する可能性がある。ドイツ連邦銀行のバイトマン総裁は今年の利上げは想定していないとし、2020年の利上げという投資家の予想はもっともらしく思われると述べている。経済協力開発機構(OECD)は6日にユーロ圏の成長見通しを下方修正した際、引き締めを遅らせるシグナルをECBが発するよう呼び掛けた。

経済予測

  ECBは成長とインフレの両方について予想を引き下げる見込みだと事情に詳しい関係者がブルームバーグに述べている。問題はその幅で、特に中期予想がどの程度下方修正されるかが重要になる。

Sooner Than You Think

The biggest chunk of ECB’s TLTRO program will mature in June 2020

Source: ECB

Forecast Revisions

Economists see ECB lowering projections for 2019 and 2020

Source: Bloomberg survey of economists conducted Feb. 21-26

原題:ECB Readies Response Amid Euro-Area Slowdown: Decision Day Guide(抜粋)

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