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Photographer: Ali Mohammadi/Bloomberg

中国の石油需要は2025年にピークか、EV普及などで-モルガンSが指摘

  • 石油消費のピーク、市場コンセンサスよりも5-8年早い-メン氏
  • 製油所などは最大の負け組候補、バッテリー企業が主な勝ち組
A support vessel sails alongside the crude oil tanker 'Devon' as it sails through the Persian Gulf towards Kharq Island oil terminal to transport crude oil to export markets in Bandar Abbas, Iran, on Friday, March 23, 2018. Geopolitical risk is creeping back into the crude oil market.
Photographer: Ali Mohammadi/Bloomberg

中国では市民が移動手段として鉄道を使い、電気自動車(EV)の普及も進む結果、同国の石油需要には予想以上に早くブレーキがかかるだろう。モルガン・スタンレーがこう指摘した。

  アンディー・メン氏らのアナリストチームはリポートで、中国の石油消費が市場コンセンサスよりも5-8年早く2025年にピークを打つとの見通しを示した。経済発展を遂げている大半の国々は、自動車運転の広がりで石油需要の持続的な伸びを示しているが、中国ではEVや高速鉄道での移動でガソリン消費の大幅な減少が見込まれており、恐らく独自路線をたどることになるとモルガン・スタンレーは予想した。

China's oil demand growth has led the world for years but may peak in 2025

  この説が正しいとすれば、00年代に入って以降、中国に世界需要の伸びの3分の1超を依存してきた石油市場にとっては大きな変化となる。英BPなどエネルギー大手も中国需要が減速するとの見通しを示しており、サプライヤーの軸足はインドにますます移るとみている。

  メン氏は5日のリポートで、「中国はもはや世界の原油需要の成長ドライバーにはならない」と指摘。「製油所や石油基地は最大の負け組候補となる一方、バッテリー企業が主な勝ち組となる公算が大きい」と記述した。

  モルガン・スタンレーによると、中国のEV普及率は40年までに80%へと上昇を続ける見込み。現地のバッテリー企業による技術革新への積極的な取り組みによって、この見通しがさらに早まる可能性もあると付け加えた。

原題:China Oil Demand Seen Peaking in 2025 as EVs and Rail Take Over(抜粋)

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