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社債市場に暴落リスクも、「BBB」から相次ぎ格下げなら-BIS

  • 格下げなら多くの投資家が処分売りを迫られることになりかねない
  • 欧米投信ポートフォリオに占めるBBB債の割合は2018年に約45%

投資適格債の中で最もリスクが高いカテゴリーに属する社債の発行増は、経済情勢の悪化に伴い格下げが相次ぐような場合、市場を打撃に対して脆弱(ぜいじゃく)にすると国際決済銀行(BIS)が指摘した。

  投資適格級で格付けが最も低い「BBB」クラスの社債は、ジャンク(投機的格付け)債を保有できない制約があるファンドの間で人気がある。金融危機後に中央銀行が低コストの資金供給を続ける中で、BBBクラスの債券は保有適格債の中にあって魅力的な利回りを提供してきた。

Yields for the lowest investment-grade paper have fallen in 2019

  BISによると、欧米の投資信託ポートフォリオ全体に占めるBBBクラスの債券の割合は、2018年に約45%となり、10年の20%から拡大した。しかし、これらの債券が投資適格の格付けを失えば、多くの投資家が処分売りを迫られることになりかねない。

  BISのアナリストらは四季報で、「経済情勢の悪化に伴い、十分多くの発行体がBBBから突然ジャンク級に格下げされた場合、投資適格債しか保有できない投信などの市場参加者は、大量の債券を迅速に処分することを強いられかねない」と分析。これが市場の暴落の引き金を引く恐れがあると警告した。

原題:Corporate Bonds at Risk of Crash on Abrupt Downgrades, BIS Says(抜粋)

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