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CLO減速はレバレッジドローンに朗報-パインブリッジ

  • 日本の投資家は今、規制当局の監視にさらされている
  • 需要減少がローンの構造と利回りを改善させるだろう

ローン担保証券(CLO)の最大の買い手が手を引けば市場はトラブルに直面すると一部の関係者は言うが、パインブリッジ・インベストメンツはそうは考えない。

  2018年のCLO発行を過去最高水準に押し上げるのに寄与した日本の投資家は今、複雑な金融商品への投資について規制当局の監視にさらされている。

  パインブリッジのポートフォリオマネジャー、スティーブン・オー、 ライラ・コルモーゲン両氏は、 需要が枯渇すればCLOを組成する企業にとっては逆風だが、既発のCLOは時間とともに値上がりするだろうとの見方だ。

Risk-Retention Rules May Spur CLO Mergers, PineBridge’s Oh Says

スティーブン・オー氏

Source: PineBridge Investments LLC

  両氏は2月28日付のブログで、「CLO発行の減少はローン市場の投資家にとってプラスの結果になるだろう」と書いている。「ローン市場に関する当社の基本的な見通しは、これまでより良好になっている」とし、最近の需要減少がローンの構造と利回り、全般的なリスクプロファイルを改善させるだろうと分析した。

  1兆ドル(約112兆円)超のレバレッジドローン市場は、融資基準の低下と金利見通しの好ましからざる変化への懸念に直面 。CLOの需要は日本以外で既に減退傾向にあり、重要な買い手である日本の投資家が撤退すれば激震をもたらすとの不安も高まっている。

  ただ、最近のデータからは、日本の投資家が買いを控えている兆候は見られない。農林中央金庫は2018年10-12月にCLOの最上級トランシュの保有を約100億ドル増やした。ゆうちょ銀行 、三菱UFJフィナンシャルグループもCLOに投資している。

  パインブリッジのポートフォリオマネジャーらは、日本からの買いが鈍ってもCLOの組成が完全に止まる公算は極めて小さいと言う。仮に止まっても、CLOは実質的にクローズドエンド商品なのでローン市場に売り圧力がかかることはないという。

原題:CLO Slowdown Would Be Boon for Leveraged Loans, PineBridge Says(抜粋)

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