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バーンスタイン:S&P500種の最高値回復難航か-一層の景気減速で

  • バーンスタインのモデルは8月に最高値回復の可能性示唆
  • 景気循環株の反発は「ほとんど息切れ状態」-ワイスバーガー氏

今年の米国株式相場の反発でウォール街に再び楽観的な見方が台頭する中、サンフォード・C・バーンスタインは慎重論を示している。

  ストラテジストのノア・ワイスバーガー氏によると、S&P500種株価指数が昨年の最高値に戻るには、多くの市場予測者が予想するよりも長い時間がかかる可能性がある。指数は昨年9月に付けた最高値2930.75まであと5%以内に回復しているが、景気循環株主導の反発は「ほとんど息切れ状態」にあり、世界的な景気減速が悪化している状況を踏まえれば相場の一段高は難しいと同氏は述べた。バーンスタインの分析モデルでは、相場が完全に回復する時期は8月とされる。

Bernstein sees S&P 500 full rebound no earlier than August

  ワイスバーガー氏は3月4日付のリポートで、「景気減速の話は目新しくはないものの、最近のデータは一層の減速の兆候を示している」と指摘。「景気減速がかなり長引けば、今年これまで優勢だった景気循環株主導の相場を維持することは難しくなり、過去の最高値に戻るまで長く苦労することになるかもしれない」と付け加えた。

  消費者信頼感や小売売上高などを追跡したバーンスタインのマクロ指標が示す経済成長率は2.2%と、2年前の3.6%を下回っている。また同モデルは米経済が縮小ではなく再加速する確率を65%と試算。1月時点は80%だった。

原題:Bernstein Sees Long Slog to S&P 500 Record as Slowdown Worsens(抜粋)

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