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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

アップルが5G対応iPhoneの部品確保で窮地か、選択肢4つ

  • インテルのモデム製品に頼っているため難しい立場に
  • 状況打開に4つの選択肢があるがいずれも理想的とは言えない
Apple Inc. iPhone X smartphones are arranged for a photograph during the sales launch at a store in New York, U.S., on Friday, Nov. 3, 2017. The $1,000 price tag on Apple Inc.'s new iPhone X didn't deter throngs of enthusiasts around the world who waited -- sometimes overnight -- in long lines with no guarantee they would walk out of the store with one of the coveted devices.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

次世代通信規格「5G」対応の米アップル製「iPhone(アイフォーン)」投入は早くとも2020年と予想されている。それでも同社は5G対応アイフォーン生産に必要な部品の確保で窮地に陥る可能性がある。サムスン電子は先月、既に5G対応モデルを発表しており、アップルは競合各社に後れを取る見込みだ。

  カウエンによれば、アップルはインテルのモデム製品に頼っていることから「難しい立場」にあり、状況の打開に向け4つの選択肢があるが、「どれも理想的とは言えない」という。

  カウエンのアナリスト、マシュー・ラムゼー氏は、先月末の「モバイル・ワールド・コングレス(MWC)でわれわれに対応した業界関係者は、アップルがこのような状況にあることにわれわれと同様、依然驚いている」と述べた。

  5日の米株式市場の終値はアップルが0.2%安、インテルが0.5%安。

  カウエンによれば、アップルの最初の選択肢は「5G競争の1年半後に、恐らくミリ波に対応しないインテル製の下位モデムを搭載して投入」するというもの。ミリ波帯は、5G通信が利用可能な高い周波数帯。

  カウエンが挙げた第2の選択肢は「ライバルのサムスンからの5Gモデム調達」だ。だがその場合、サムスンから厳しい条件を突き付けられる可能性が高いと指摘。華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)の5Gモデムは「議論されておらず」、台湾の聯発科技(メディアテック)は後れを取っていて、スケジュール的に間に合わないとした。

  第3の選択肢はアップルが特許紛争を繰り広げているクアルコムと和解し、同社製モデムに戻すというものだが、カウエンは現時点で既に手遅れとなっている可能性があると指摘する。

  第4の選択肢はインテルのモデム事業を買収し、社内で必要な部品を開発するというものだ。カウエンは「これは合理的だが高くつく長期的解決策」であり、「20年下期というスケジュールを考えれば非常に難しい」との見方を示した。

Cowen is cautious about 2020 timing of Apple 5G phone

原題:Apple in ‘Difficult Position’ for 5G IPhone Parts: Cowen (1)(抜粋)

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