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米FDA長官が辞任へ-電子たばこ規制や新薬承認の迅速化を推進

更新日時
  • ゴットリーブ長官の下で新薬の承認は大幅に増加
  • 電子たばこの流行に警鐘を鳴らし厳しい規制の導入進める

米食品医薬品局(FDA)のスコット・ゴットリーブ長官が辞任する。同長官は若者の間で電子たばこが流行していることに警鐘を鳴らし、厳しい規制の導入を進める一方、画期的な治療薬の承認審査を迅速化したことで医薬品会社やバイオテクノロジー会社、医療機器メーカーに歓迎された。

  トランプ大統領は5日午後のツイートで、ゴットリーブ氏が「来月中」に退任すると明らかにし、「非常に惜しまれるだろう」とコメントした。

  FDA当局者によると、ゴットリーブ氏(46)の退任はかなり前から予定されていたもので、友好的にトランプ政権を去る。別の関係者によれば、コネティカット州からの長距離通勤に疲れていた同氏は、薬価や電子たばこ問題への取り組みを自身の掲げる目標に向けて軌道に乗せたと感じているという。さらに別の関係者によると、昨年12月の政府機関閉鎖でFDAの活動の多くが1カ月前後中断されたことに嫌気が差していたとされる。

  ゴットリーブ氏は2017年5月に就任して以来、医薬品承認プロセスの迅速化に最優先課題の一つとして取り組んできた。同氏の下、新種の医薬品の承認は2018年に59に急増。オバマ政権時代の16年は22、15年は45だった。

  ゴットリーブ氏は、新たなジェネリック(後発医薬品)の承認を増やすことにも注力し、医薬品価格の高止まりの原因とされる業界慣行を標的とする政策を進めるなど、トランプ政権による薬価引き下げの取り組みで重要な役割を果たしてきた。

原題:FDA Chief Resigns After Clearing Slew of Drugs, Wrestling E-Cigs(抜粋)

(FDA関係者の発言やトランプ氏のツイートを追加して更新します.)
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