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長期金利が低下、日銀オペ金額が予想通りで安心感ー超長期にも需要

更新日時

債券相場は上昇。長期金利は再びマイナス圏に低下した。日本銀行が3月の運営方針を見直した残存5年超10年以下の国債買い入れオペの通知額が市場予想通りとなり、過度な減額への懸念が後退したため、買いが優勢になった。

  • 新発10年物353回債利回りは、日本相互証券の前日午後3時の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)低いマイナス0.005%。朝方は0.005%に上昇して開始し、その後水準を下げた
  • 新発20年物167回債利回りは0.44%、新発30年物61回債利回りは0.63%と、それぞれ1bp低下
  • 長期国債先物3月物は前日比11銭高の152円62銭と、この日の高値付近で終了

市場関係者の見方

みずほ証券の上家秀裕債券ストラテジスト
  • 5-10年オペは4700億~4800億円の予想レンジを下回ると悪影響が大きいとの警戒もあったので安心感が出た様子。オペの結果から売り急ぐ姿勢も見られなかった
  • 年度末に向けた需要が残っているのか30年や40年債がしっかりしており、明日の30年入札も相場の重しになっていない
  • ただ、日銀が調整しないと利回り曲線がブルフラット(平たん)化しやすい政策なので、今後も必要に応じてオペを減額するだろう
岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト
  • 20年債利回りは0.45%の節目が守られ、10年債は当面ゼロ%程度と予想。30年入札を巡っては利回り0.65%の節目が守られるか注目
  • 3月は決算月で生命保険会社の買い入れが増える季節的な傾向もあり、債券相場に過度な懸念はいらないだろう

日銀買いオペ

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.145%-0.150%-0.005%0.440%0.630%0.705%
前日比 横ばい-0.5bp-0.5bp-1.0bp-1.0bp-1.5bp
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