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ボストン連銀総裁:あと「数会合」は金利据え置き続く可能性を示唆

  • リスクが解消されるか成長を一段と妨げるか、判断に時間要すと説明
  • 今年は2%を若干上回る米経済成長予想するも、海外情勢が圧迫も

ボストン連銀のローゼングレン総裁は5日、米経済へのリスクが2019年に解消されるか、それとも成長を一段と深刻に妨げることになるか、金融当局者が判断できるようになるまであと「数回」の連邦公開市場委員会(FOMC)会合を要するかもしれないとの見方を示した。

  ローゼングレン総裁はボストンでの講演のテキストで、「世界の他の地域における一層顕著な景気減速によって、米国の成長が現在の見通しよりももっと鈍化するリスクが多少ある」と指摘。引き続き今年の米成長率が2%を若干上回ると予想しているとする一方で、中国の減速や英国の欧州連合(EU)離脱などを巡る不透明感、18年に4回行った米利上げの効果などが見通しに影響する可能性があると語った。

  今年のFOMCで投票権を持つローゼングレン総裁は、「一連のリスクが現実となりつつあるかどうか、金融当局者がはっきり分かるようになるには、数回のFOMC会合が必要かもしれない」と述べた上で、「辛抱強くなって、時間をかけてリスクを評価するにはよい機会だ」と話した。

  連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長をはじめとする何人かの当局者は、次にいつどのように金利を調整するか決めるのに当たり「辛抱強く」なると強調。次回のFOMCは今月19、20両日に開催され、投資家やエコノミストの大半は1月29、30両日の前回に続き、2会合連続で金利据え置きを決めると予想している。

  18年を通じてタカ派的な姿勢を保ったローゼングレン総裁だが、パウエル議長らのスタンスを全面的に支持する意向を表明。景気への下振れリスクに言及する一方で、過熱の恐れに関する先の懸念は後退したことを明らかにした。

  同総裁は「19年末時点のインフレ率は連邦準備制度の2%の目標近辺と見込まれる。金融市場での最近のボラティリティー(変動性)の高まりによって投資家の熱狂が和らいだことで、金融の安定性に対するリスクは多少減った。過熱を懸念する理由は後退したと考えられる」と論じた。

原題:Fed’s Rosengren Suggests Rate Pause May Last ‘Several Meetings’(抜粋)

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