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韓国化粧品業界で資産家続出、海外勢の投資が自力での成功後押し

  • GPクラブ創業者は2年で巨額の富、ゴールドマンに株式5%売却
  • ユニリーバやクレディSなども韓国の化粧品メーカーに出資

フェースマスクは数分で肌に潤いを与え、角質を除去し、なめらかに整えることができる。フェイスマスクで巨額の資産を築き上げることも可能だが、それにはもう少し時間がかかる。キム・ジョンウン氏の場合は2年だった。

  スキンケアが美の追求の中心となり、ナチュラルな艶肌を目指す消費者が増える中で、驚くほどの富を蓄えた韓国人が何人か出てきた。

face facial cosmetics mask

コラーゲンフェイシャルマスクを施した女性

写真家:写真提供者:Claudio Beduschi / AGF / UIG via Getty Images

  ゴールドマン・サックス・グループは昨年10月、キム氏(44)率いるGPクラブの株式5%を6700万ドル(約75億円)で取得。クリームや口紅などの化粧品を手掛けるGPの企業価値は13億ドルと評価された。残りの95%株はキム氏一族が保有している。

  GPの当時の最高執行責任者(COO)、ソン・ムンホ氏が1月のインタビューで語ったところでは、ゴールドマンは強い関心を持って化粧品市場を注視していると当時話していたという。同氏は既に退職している。ゴールドマンのソウル在勤広報担当クリストファー・ジュン氏はコメントを控えた。

  2017年には英・オランダ系消費財・生活用品メーカーのユニリーバがスキンケア製品メーカーのカーバー・コリアの大部分を手中に収めた。22億7000万ユーロ(約2900億円)を投じてゴールドマンとベイン・キャピタル、創業者イ・サンロク氏の持ち分を買い取った。ブルームバーグ・ビリオネア指数によると、イ氏(45)の資産は9億ドル相当。

  クレディ・スイス・グループは昨年10月、メディヒール・マスクシートの製造元であるL&Pコスメティックの株式約3%を約400億ウォン(約40億円)で取得した。

  大韓貿易投資振興公社によれば、韓国は17年に世界6位の化粧品輸出国となった。18年1-9月の輸出額は46億ドルと、前年同期比で31%増加。中国からの需要が寄与した。

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ソウルの明洞にあるJMソリューションの旗艦店

出典:JMソリューション

  中国の卸売業者への化粧品販売で美容業界のキャリアをスタートさせたキム氏は、16年に自身のブランドであるJMソリューションを設立。当初からアリババの旗艦電子商取引プラットフォーム、淘宝(タオバオ)で人気を博した。ソン氏によれば、GPの昨年1-6月(上期)の売上高は3000億ウォンと、17年通期の500億ウォンから急拡大。それがゴールドマンの関心を引いたという。

  韓国では一代で富を築いた資産家はまれで、ブルームバーグの指数によると、世界の富豪500人にランクインした韓国人7人のうち自力で成功したのは2人だけ。家族・同族経営の「チェボル(財閥)」が業種を超えて浸透しており、起業家が付け入る余地はほとんどないが、美容業界は例外だ。

  「大企業にはより多くの資金とより良いインフラがあるが、化粧品事業にはそれ以上のものが必要だ。それはスペシャリストの領域だ」とハブ・アンド・ビーの創業者、イ・ジヌク氏は語った。米エスティ・ローダーは15年、同社の一部株式を取得。取得額は明らかにしていない。

原題:Face Mask Craze Creates Korean Billionaire With Goldman Backing(抜粋)

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