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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

バークレイズ元トレーダー刑事裁判、判事が退ける-市場は無法地帯

  • 「開拓時代の西部」のポーカーゲームに近い-ブライヤー判事
  • 弁護側の冒頭陳述前に無効の判断、陪審評議に至らず
Signage is displayed outside the Barclays PLC headquarters in New York, U.S., on Friday, Feb. 22, 2019. U.S. stocks rose along with Treasuries as investors awaited results from top-level trade talks between America and China.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

バークレイズの外国為替トレーダーだったロバート・ボグツキ氏が市場を操作したとして起訴された裁判で、サンフランシスコ連邦地裁のチャールズ・ブライヤー判事は検察の訴えを退けた。米国の外為オプション市場は明確に定義された信頼の規則が支配する場というより「開拓時代の西部」のポーカーゲームに近いとして、トレーダーに信任義務はなかった断じた。

  同判事は陪審評議に至る前の棄却という異例の措置を取った。ニューヨークの外為トレーディング責任者だったボグツキ氏の起訴を無効とする判断は、外為市場操作を巡りバンカー個人の刑事責任を問おうとする米検察の取り組みを後退させるものだ。

  ブライヤー判事は、検察の立件に基づいて陪審が、ヒューレット・パッカード(HP)のオプションを取引していたバークレイズまたはボグツキ氏がHPに対して信任義務を負っていたと判断することあり得ないと論じた。

  検察はボグツキ氏がフロントランニング(顧客の注文情報を利用した自己売買)によってHPのオプション価格を押し下げたと主張していた。サンフランシスコ連邦地検検事正オフィスのスポークスマンはコメントを控えた。

原題:U.S. Takes a Beating in Barclays Trader ‘Spank the Market’ Case(抜粋)

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