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Photographer: Tomohiro Ohsumi/Getty Images

日本株、ヘッジファンドと長期投資家の綱引き-高値の裏側 (訂正)

更新日時
  • 先物の買い手はヘッジファンド、年金基金といった長期投資家は売り
  • 外国人投資家は日本株の先物を購入する一方で、現物株を売却
TOKYO, JAPAN - NOVEMBER 20: Pedestrians are reflected in an electronic stock board displaying a chart of the Topix index outside a securities firm on November 20, 2018 in Tokyo, Japan. Nissan chairman Carlos Ghosn was detained in Tokyo on Monday over a suspected breach of Japanese financial laws after an internal investigation revealed "significant acts of misconduct" over many years by him and another top executive, according to media reports. Nissan said during a press conference that Ghosn, a veteran of the auto industry, and Director Greg Kelly have been under investigation for several months at Nissan for under-reporting Ghosn's compensation and personal use of company assets. (Photo by Tomohiro Ohsumi/Getty Images)
Photographer: Tomohiro Ohsumi/Getty Images

日本株の3カ月ぶり高値への上昇は、先物主導の上げだった。

  外国人投資家は日本株の先物を購入する一方で、現物株を売却した。1月以降、TOPIXと日経平均株価指数の先物1兆4800億円相当を購入した一方で、7850億円相当の現物株を売却。日本取引所グループの2月22日までのデータが示した。

  三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジストは、外国人が先物だけを買っているという、やや極端なシナリオだと話す。

'Fragile' Buying

Foreign investors turn net buyers of Japanese equity-index futures

Source: Japan Exchange Group

Note: February data is as of Feb. 22

  先物の買い手は短期トレーダー、つまりヘッジファンドで、年金基金や投資信託といった長期投資家は売りを続けているという。これは、買い勢力が脆弱(ぜいじゃく)なことを意味すると藤戸氏は指摘した。

  最近の経済指標が良くないことを踏まえれば、これは理解できる。ファンダメンタルズが下向きで財政状況も良くないと見られる中では、長期投資家にとって日本株は魅力的でなく、投資家は米国か新興市場に投資する方が良いと考えていると、同氏は指摘した。

  シティグループ証券のチーフ株式ストラテジスト、北岡智哉氏も、日本株はこのところ外国人投資家から不人気だとして、最近の反発の勢いは一部のヘッジファンドから来ていたとみられると、3日のリポートに記述した。

  ただ、オアンダのシニア市場ストラテジスト、ジェフリー・ハレー氏は、米中貿易協議で対立が解消されれば、短期・中期的な信頼感が戻り、「外国人の買いが力強く日本株市場に戻ってくるだろう」とみている。

原題:It’s Hedge Funds Against Long-Term Players in Japan Stock Market(抜粋)

(5日配信の記事で、第3段落の藤戸氏の肩書をチーフ投資ストラテジストに訂正します.)
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