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Photographer: Jim Young/Bloomberg

S&P500、1カ月ぶり大幅安-国債は上昇

更新日時
  • S&Pは一時2800上回るも失速、金融やヘルスケア銘柄の下げ目立つ
  • 原油は反発、米中通商合意近いとの報道を好感
A trader works in S&P 500 stock index options pit at the Chicago Board Options Exchange (CBOE) in Chicago, Illinois, U.S., on Thursday, Nov. 16, 2017.
Photographer: Jim Young/Bloomberg

4日の米株式相場は反落。米中が近く通商合意に達する可能性を巡る報道を受け、合意内容を見極めようとする展開となった。米国債と原油は上昇。

  • 米国株は反落、S&P500が約1カ月ぶりの大幅安
  • 米国債は上昇、10年債利回り2.72%に低下
  • NY原油は反発、米中貿易紛争の解決近いとの報道で
  • NY金先物は6日続落、米中通商合意の見通しとドル高受け

  金融やヘルスケア銘柄の下落が目立った。S&P500種株価指数は前週末と同じく、いったん2800台に乗せるも騰勢を維持できない展開となり、2月7日以降で最も大きく下げた。S&P500種は昨年のクリスマスから2月中旬までに18%上昇した後、2800付近で上値が抑えられ、10月と11月の高値を大きく上回るには至っていない。景気減速への対策の一環として、中国が製造業を対象に付加価値税(VAT)率を3ポイント引き下げる計画が関係者によって明らかになったが、世界経済の成長見通しに焦点を絞る投資家の反応は薄かった。

  S&P500種株価指数は前週末比0.4%下げて2792.81。ダウ工業株30種平均は206.67ドル(0.8%)安の25819.65ドル。ナスダック総合指数は0.2%下落。ニューヨーク時間午後4時48分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.72%。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。米中貿易紛争の解決が近いと伝わり、買い安心感が広がった。石油輸出国機構(OPEC)の原油輸出が2月に70万バレル近く減少したとのコンサルティング会社の報告書も買いを誘った。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は79セント(1.4%)上げて1バレル=56.59ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント5月限は60セント高の65.67ドル。

  ニューヨーク金先物相場は6営業日続落。2017年3月以降で最長の下落局面となった。米中通商合意への楽観が強まり、逃避先資産の投資妙味が弱まった。ドルの上昇も金需要を後退させた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.9%安の1オンス=1287.50ドルで終了。

  ニュビーンの最高投資ストラテジスト、ブライアン・ニック氏はブルームバーグテレビジョンに対し、「こういった良い材料が週末に出ても、そのたびに上昇幅が狭まっているという事実」は、米中通商合意がほぼ織り込み済みであることを表すと述べた。

  米国債は幅広い年限で上昇し、前週末の下げの大半を埋めた。米国株安とドルの対円での下落が背景だが、米中通商協議が注目を集めたこと以外、特に目立つ材料はなかった。

原題:U.S. Stocks Drop Most In a Month; Dollar Advances: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Rally, Hold Gains Despite Partial Recovery in Stocks
Crude Advances as U.S., China Close in on Healing Trading Rift
PRECIOUS: Gold Has Worst Skid in Two Years on Trade, Firm Dollar

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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