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3月4日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル上昇、今週はECB会合や米雇用統計に注目

  4日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが主要10通貨の大半に対して上昇。今週は欧州中央銀行(ECB)の政策会合や米雇用統計の発表が予定されている。市場は米中通商協議に関する最新情報も待っている。

  • 主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%上昇。4営業日続伸となり、終値では2週間ぶりの高値
  • 円とスイス・フランも幅広く買われた。米中両国は通商合意に近づいており、対中関税の全てか大半が撤回される可能性が強いと伝わったにもかかわらず、米国債利回りが低下し、株式相場は下落した
  • 今週はECBや豪中銀、カナダ中銀の政策決定に加え、米金融当局者の発言、米雇用統計、中国の全国人民代表大会(全人代)開幕などのイベントに注目が集まっている
  • ドルは週末のトランプ米大統領の発言をきっかけとした下げから持ち直した。大統領はドルは強過ぎると述べるとともに、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長を「利上げを好む」人物として批判した
    • トランプ氏の発言は支持層を盛り上げることが目的だったとみられており、投資家は重要視していない可能性がある。世界の経済成長が低迷し、利回りを求める投資家にとって米国債が最善の選択肢にとどまる中、ドルは今年も堅調に推移する見通し
  • ニューヨーク時間午後4時15分現在、ドルは対ユーロで0.2%高の1ユーロ=1.1341ドル。対円では0.2%安の1ドル=111円72銭。円は対ユーロで0.4%上げて1ユーロ=126円71銭

欧州時間の取引

  ユーロが対ドルで下げに転じた。ユーロは特に円とポンドに対して売られ、軟調地合いが強まった。ポンドは上昇。メイ英首相の欧州連合(EU)離脱案に対する支持が英議会で増えているとの楽観が広がった。
原題:Dollar Rises Ahead of Central Bank Meetings: Inside G-10(抜粋)
Euro Declines on Cross Selling, Pound Leads Gains: Inside G-10

◎米国株・国債・商品:S&P500、1カ月ぶり大幅安-国債上昇

  4日の米株式相場は反落。米中が近く通商合意に達する可能性を巡る報道を受け、合意内容を見極めようとする展開となった。米国債と原油は上昇。

  • 米国株は反落、S&P500が約1カ月ぶりの大幅安
  • 米国債は上昇、10年債利回り2.72%に低下
  • NY原油は反発、米中貿易紛争の解決近いとの報道で
  • NY金先物は6日続落、米中通商合意の見通しとドル高受け

  金融やヘルスケア銘柄の下落が目立った。S&P500種株価指数は前週末と同じく、いったん2800台に乗せるも騰勢を維持できない展開となり、2月7日以降で最も大きく下げた。S&P500種は昨年のクリスマスから2月中旬までに18%上昇した後、2800付近で上値が抑えられ、10月と11月の高値を大きく上回るには至っていない。景気減速への対策の一環として、中国が製造業を対象に付加価値税(VAT)率を3ポイント引き下げる計画が関係者によって明らかになったが、世界経済の成長見通しに焦点を絞る投資家の反応は薄かった。

  S&P500種株価指数は前週末比0.4%下げて2792.81。ダウ工業株30種平均は206.67ドル(0.8%)安の25819.65ドル。ナスダック総合指数は0.2%下落。ニューヨーク時間午後4時48分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.72%。

  ニューヨーク原油先物相場は反発。米中貿易紛争の解決が近いと伝わり、買い安心感が広がった。石油輸出国機構(OPEC)の原油輸出が2月に70万バレル近く減少したとのコンサルティング会社の報告書も買いを誘った。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は79セント(1.4%)上げて1バレル=56.59ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント5月限は60セント高の65.67ドル。

  ニューヨーク金先物相場は6営業日続落。2017年3月以降で最長の下落局面となった。米中通商合意への楽観が強まり、逃避先資産の投資妙味が弱まった。ドルの上昇も金需要を後退させた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.9%安の1オンス=1287.50ドルで終了。

  ニュビーンの最高投資ストラテジスト、ブライアン・ニック氏はブルームバーグテレビジョンに対し、「こういった良い材料が週末に出ても、そのたびに上昇幅が狭まっているという事実」は、米中通商合意がほぼ織り込み済みであることを表すと述べた。

  米国債は幅広い年限で上昇し、前週末の下げの大半を埋めた。米国株安とドルの対円での下落が背景だが、米中通商協議が注目を集めたこと以外、特に目立つ材料はなかった。
原題:U.S. Stocks Drop Most In a Month; Dollar Advances: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Rally, Hold Gains Despite Partial Recovery in Stocks
Crude Advances as U.S., China Close in on Healing Trading Rift
PRECIOUS: Gold Has Worst Skid in Two Years on Trade, Firm Dollar

◎欧州債:イタリア債変わらず、株高が影響ードイツ債は上昇

  4日の欧州債市場でイタリア債は下げを埋めた。株高が影響した。ドイツ債は上昇。ギリシャはシンジケート団を通じて10年債を発行する。

  • イタリア債は変わらず。10年債利回りは一時6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、ドイツ債との利回り差は2bp拡大して257bpとなる場面もあった
  • ギリシャは銀行6行によるシンジケート団を通じて新発10年債を発行する
  • ドイツ債は2月22日以来初めて上昇した
  • ドイツ10年債利回りは2bp下げて0.17%、フランス10年債利回りは1bp下げて0.57%、イタリア10年債利回りは1bp上昇の2.74%
  • ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください

原題:Italian Bonds Steady, Bunds Rise; End-of-Day Curves, Spreads

(米国株・国債・商品を更新します.)
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