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ユーロ圏経済、暗いばかりでない-ECB会合前に一筋の希望も

  • 企業は採用続け、賃金は上昇-家計に対する消費者の信頼感押し上げ
  • ECB政策委員会は7日に会合、内需の強さが十分か判断

暗い数字が続くユーロ圏の経済指標を深く分析してみると、事態の改善を示唆しているかもしれない一筋の希望が見える。

  インフレ率は引き続き低水準で製造業の受注は減少しているが、企業は雇用を継続し、賃金上昇により消費者は支出を増やしている。欧州中央銀行(ECB)当局者が域内全域に及ぶ景気減速でも行動を急ぐことに消極的なのは、このような理由がある。

  世界的に景気が減速する中で、ECB当局者は長くユーロ圏経済の希望として内需を挙げている。7日に開催される政策委員会では、成長を持続できるほど内需が引き続き堅調か、新たな政策支援が必要になりそうかを判断する必要があるだろう。

  バンク・ピクテのグローバルストラテジスト、フレデリック・デュクロゼ氏は「消費者の状態が依然健全で、域外からの逆風の弱まりなど景気循環的な改善の希望が見えるだけでなく、これがECBの基本シナリオにとどまり続けるはずだ」と述べた。「どれだけ緩やかになるとしても、ECB当局者が政策正常化を前進させるには他に選択肢はない」と続けた。

  失業率は過去10年余りで最も低く、家計に対する消費者の信頼感を押し上げている。昨年後半の反政府デモで混乱したフランスは、信頼感の改善が見られている。企業はフルタイム契約での雇用を増やしており、消費者支出はほぼ1年ぶりの大幅増を記録した。

Not So Bad

Europeans are feeling better about their finances and more people have jobs

Sources: European Commission, Ifo Institute, Acoss

原題:Euro Area Has a Budding Feel-Good Story If ECB Wants to Wait (1)(抜粋)

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