コンテンツにスキップする
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

債券トレーダー、米国債イールドカーブの一段のスティープ化見込む

  • 米雇用統計は今週発表の経済指標のハイライト
  • 強いデータでも短期債利回りが上昇する可能性低い-バンガード
Pedestrians pass in front of the Oculus transportation hub in New York, U.S., on Friday, March 1, 2019. A rally in shares of technology companies helped push the broader U.S. equity market up from the lows of the day. Treasuries fell for a third day and oil slumped.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国債トレーダーは先週、イールドカーブのスティープ化を見込む取引で利益を得たが、ウォール街はこの取引にまだ妙味があるとみている。

  5年債と30年債のスプレッドは先週、1年ぶりの大きさとなった。今後数日に重要な経済指標と連邦準備制度当局者らのスピーチを控えているが、アナリストらは、スプレッドはさらに拡大する可能性の方が高いとみている。

  8日発表の2月の米雇用統計が予想以上の強さを示しても、利上げ観測が高まることは考えにくいので、イールドカーブがフラット化することは難しいだろうと、バンガード・グループのアン・マティアス氏は指摘する。当局者らが金利設定での辛抱強い姿勢を示唆する中で、市場は2019年いっぱいの金利ほぼ据え置きを織り込んでいる。こうした中では短期債の利回りが長期債よりも大きく上昇することはないはずだと、マティアス氏は計算する。

The 5- to 30-year yield curve rises to highest level in a year

  バンガードのシニアグローバル金利・外為ストラテジストのマティアス氏は、「より強いデータとなっても、短期債利回りが上昇する可能性は低い」と述べた。

  30年債利回りは1日、3.14%と今年の最高に達した。高格付けの社債の発行が相次いだことや米国内総生産(GDP)が予想を上回ったことが背景。 30年債の5年債に対する上乗せ利回りは先週、約60ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)に拡大した。

  長期債の値下がりを受けてトレーダーらは一段の利回り上昇予想を強め、30年債利回りが3.33%を超えると見込むオプション取引を活発化させている。

原題:Bond Traders Bet Steepening Has More Steam as Payrolls Approach(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE