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メイ首相離脱修正案を強硬派支持も-3条件提示、姿勢軟化と英紙

更新日時
  • EU懐疑派で構成するERGが3つの条件を示したとタイムズ紙
  • 正当な妥協案なら「首相支持で結束するよう」ブレイディ氏は訴え
メイ首相

メイ首相

Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg
メイ首相
Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg

メイ英首相が12日までの下院採決を約束した欧州連合(EU)との離脱修正案に対し、与党保守党から支持が増える可能性があると期待を高めるニュースが、週末伝えられた。

  3日付の英日曜紙サンデー・タイムズによれば、保守党内のEU懐疑派で構成する「ヨーロピアン・リサーチ・グループ(ERG )」は、首相案を支持するための3つの条件を提示し、これまでの姿勢を軟化させた。

  同紙によると、「離脱協定のテキストよりも明らかに優位な法的拘束力を伴う条項」、「アイルランド国境のバックストップ(安全策)が一時的なものになるというより強い表現」、「通商交渉が不調に終わった場合のバックストップからの無条件かつ明確な離脱方法」という3つの条件が、ERGがまとめた文書で示されているという。

  一方、保守党議員委員会(1922年委員会)のブレイディ委員長は3日付の英日曜紙メール・オン・サンデーに寄稿し、離脱後のアイルランド国境へのハードボーダー(物理的壁)設置回避を保証する安全策として、英国がEUとの関税同盟にとどまるとしたバックストップ条項について、EUとの協議で「打開が近い」との楽観的見通しを示唆。メイ首相が正当な妥協案を提示する場合には、「首相支持で結束するよう」保守党議員らに訴えた。

  保守党内の離脱強硬派の多くは、離脱を延期すれば離脱それ自体がなくなりかねないと懸念しており、メイ首相はこれら強硬派を説得したいと考えている。一方、最大野党の労働党では、キャロライン・フリント議員が3日、離脱修正案の下院採決で党議拘束を外すようコービン党首に強く求めた。同議員はスカイニューズに対し、数十人の労働党議員が首相の離脱修正案への賛成に回る用意があり、離脱を巡る2回目の国民投票を支持する党指導部の方針に最大70人が反対していると警告した。

What’s Next for Brexit?

Unequal Brexit Britain

Britons living in more pro-Brexit regions were likely to have less spending money

Source: The Electoral Commission, Office for National Statistcs

Note: The highlighted bars denote the lowest and highest incomes.

原題:May Accused of Buying Brexit Votes With $2 Billion to Poor Towns
May Gets Boost as She Seeks Approval for EU Deal: Brexit Update
Tories Deliver Brexit ‘Peace Terms’ to May, Sunday Times Says(抜粋)

(採決で党議拘束を外すよう求める労働党内の動きを追加して更新します.)
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