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米テスラ、マスク氏の戦略で強気派と弱気派の距離広がる-株価は急落

米電気自動車メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が2月28日に明らかにした一連の動きを、苦境を乗り切るための捨て身の策とみるか、賢い戦略とみるかで、ウォール街は二分されている。テスラの株価が1日の米市場で一時、前日比8.8%下げた。

  テスラは3万5000ドル(390万円)のセダン「モデル3」の投入計画や、「モデルS」と「モデルX」の価格引き下げ、実店舗の閉鎖、人員削減を発表。これらへの評価は、強気派と弱気派のアナリストの間で分かれている。一連の動きにより、同社が従来予想していた1-3月(第1四半期)の黒字化は実現できない公算が大きくなった。マスク氏はただ、4-6月(第2四半期)には黒字化できる「公算が大きい」と述べた

  今回の発表は同社のブランド力や収益性、需要に対する懸念を強めた。モルガン・スタンレーのアナリスト、アダム・ジョナス氏は「強気派よりも、弱気派に多く材料が与えられた」と指摘した。

  テスラの投資判断を「イコールウエート」に据え置いたジョナス氏は、「2019年に入ってまだ2カ月なのに、景気要因と会社固有の要因の両方に揺さぶられ、今年もかなり大きく変動する年になりそうな様子だ」と指摘した。

  一方、「アウトパフォーム」の投資判断を付与したベアードのベン・カロ氏は、「この発表は需要懸念を和らげるはずだ」とコメント。「需要を巡る過度にネガティブな見方は、今後数週間で改善し始め、株価を押し上げるはずだ」と語った。

原題:Tesla Tumbles as Musk Strategy Shift Widens Bull-Bear Divide (1)(抜粋)

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