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北朝鮮で拘束後死亡した米大学生の両親、トランプ氏の発言に反発

更新日時
  • トランプ大統領は両親の声明受け、「間違って解釈された」と釈明
  • 拷問や死の責任を否定した金委員長の説明をトランプ氏は擁護

北朝鮮で拘束され、帰国後に死亡した米国人大学生オットー・ワームビア氏の両親は、同氏の死や拷問の責任を否定した金正恩朝鮮労働党委員長の説明を「言葉通りに受け取った」とするトランプ大統領の発言に反発した。ワームビア氏は、2017年に昏睡(こんすい)状態のまま釈放され、帰国直後に死亡した。

  ワームビア氏の両親の声明が発表されてから数時間後、トランプ大統領はツイッター投稿で、同氏に関する自分のコメントは「間違って解釈された」と述べたが、どのように間違って解釈されたかは説明しなかった。さらに一連のツイートで、「私がオットー氏を釈放させた」とした上で、「もちろん自分はオットー氏の虐待と死の責任は北朝鮮にあると考える」と説明した。さらに、ワームビア氏の「死は無駄にはならないだろう」とも述べた。

  ワームビア氏の両親は1日に声明を発表。「今回の首脳会談のプロセスには敬意を払ってきた。だがこうなった以上、私たちははっきりと意見を述べなければならない」とし、「金委員長と、彼が率いる悪の体制は、私たちの息子オットーの死に対する責任がある。金と、彼が率いる悪の体制は想像を絶する残忍さと非人道性に対する責任がある。いかなる弁解も、惜しみない称賛も、それを変えることはできない」と言明した。

Otto Warmbier

オットー・ワームビア氏(平壌の裁判所で、2015年3月16日)

ソース:新華社通信

  ハノイでの米朝首脳会談後、トランプ氏は記者団に対し、ワームビア氏の拘束と同氏に対する拷問を金委員長は「悪いと思った」と述べた。

  さらに「刑務所のような多くの人がいる所で、オットー氏には極めてひどいことが起きた」としつつ、「だが金委員長は知らなかったと私に言った。彼の説明を私は言葉通りに受け取る」と述べた。

原題:Warmbier Family Spurns Trump Exoneration of Kim Role in Death(抜粋)

(トランプ大統領の反応を追加して更新します.)
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