コンテンツにスキップする

リフト:売り上げ急増も1000億円超の赤字-IPO申請で財務情報開示

更新日時
  • 筆頭株主は楽天、クラスA普通株13.05%保有-2位はGM
  • 「LYFT」のティッカーでナスダック上場へ

配車サービスの米リフトの新規株式公開(IPO)で株式取得を検討している投資家は1日、同社の財務情報を見る機会を初めて与えられた。それによれば、売り上げは急激に伸びているものの、純損失も同様に膨らんでいる。

  IPOを目指す他の多くの新興企業と同様、配車サービス全米2位のリフトは黒字を確保したことがない。2018年の売上高は前年比で倍増したが、純損失も32%増加し、9億ドル(約1007億円)を超えた。

  赤字が終わるめどは立っていない。同社は米証券取引委員会(SEC)に提出したIPO申請書類にリスク要因として、経費増大の公算が大きいことや「将来に収益性を達成・維持」できない恐れもあることを挙げた。

  リフトが手数料を算出する目的で申請書類に記載したIPO規模は1億ドル。事情に詳しい複数の関係者が先に語ったところでは、同社は200億-250億ドルの評価を確保することを目指している。そのような額となれば、テクノロジーのスタートアップ企業としては2年前に株式を公開した米スナップ以来の規模か、それを上回る可能性がある。

ウーバーとシェア争い

  リフトは12年に配車サービスに乗り出して以降、より規模の大きい米ウーバー・テクノロジーズの容赦ない攻勢にさらされながら事業を構築してきた。両社とも売り上げを大きく伸ばしている。リフトの昨年の売り上げは22億ドルと16年のわずか3億4300万ドルから急激に増やした。米国シェアも拡大し、現在は39%。

  コンサルティング会社デロイトのIPO担当責任者、バレット・ダニエルズ氏は「IPOでは大きな売り上げ成長が全てだ。損失について話すことが好きな人は多いが、これはそれほど重要ではない」と語った。

Expensive Ride

Lyft's valuation multiple could place it above Snap, Facebook and Twitter

Source: Bloomberg, company filings

Note: Current market capitalization to trailing 12-month revenue for public companies; Lyft projected multiple uses $2.16 billion in revenue.

  1日に開示された売上高の数字に基づくと、リフトの時価総額は最大250億ドルとなる可能性があり、ブルームバーグ集計のデータによれば、同社のバリュエーションはスナップやフェイスブック、ツイッターなどのテクノロジー大手よりも割高となり得る。

  リフトの最大株主は楽天で、IPO前時点でクラスA普通株を13.05%保有する。2位の米ゼネラル・モーターズ(GM)の保有比率は7.76%。

  銘柄コード「LYFT」でナスダック・グローバル・マーケット上場を目指す。

原題:Lyft Touts Growth to IPO Investors as Losses Near $1 Billion(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE