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米ISM製造業景況指数:2年ぶり低水準、受注や生産が減速

更新日時
  • 2月は新規受注、雇用、生産、入荷遅延がいずれも低下
  • 製造業18業種中、16業種が活動拡大を報告

2月の米供給管理協会(ISM)製造業総合景況指数は2年ぶりの水準に低下し、予想以上の減速を示した。低下は広範にわたり、経済成長の鈍化を示唆した一方で、天候関連の影響を反映した可能性もある。

キーポイント
  • 2月は54.2に低下(前月は56.6)
    • ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値は55.8
    • 50が活動の拡大と縮小の境目を示す
  • 指数を構成する主要5項目のうち、4項目(新規受注、雇用、生産、入荷遅延)が低下
U.S. factory survey shows gains easing in orders, jobs

インサイト

  • わずか6カ月前に付けた14年ぶり高水準から、下げ幅を拡大。世界的な成長減速の中で米経済が今年は勢いを失う可能性をあらためて示唆。前日発表の昨年10-12月(第4四半期)米実質国内総生産(GDP)速報値が、設備投資の好調に支えられ、予想を上回る前期比年率2.6%増加だったのと対照的
  • 最近のリポートで対中貿易戦争が経済成長に悪影響を及ぼしている懸念が高まったものの、ISMの輸出受注は2年ぶり低水準から上昇。輸入は8カ月ぶりの高水準
  • 在庫は上昇。一方、顧客在庫は8年ぶり低水準で、将来の生産拡大にとっては明るい兆候の可能性も
  • 製造業18業種中、16業種が活動拡大を報告。活動縮小を報告したのは非金属鉱物製品業のみ-ISM
  • ISM調査委員会のティモシー・フィオレ会長(記者団との電話会議):
    • 異例の寒冷な天候で一部工場は数日間の稼働停止を強いられ、サプライチェーンに混乱をもたらした
    • 「生産の数字がここまで低下したのは驚きではない」、3月の持ち直しを予想

詳細

  • 仕入価格指数は49.4と、3年ぶり低水準。2カ月連続で50を下回る
  • 雇用指数は53.3で、3カ月連続で低下し約2年ぶりの低水準
  • 入荷遅延は4カ月連続で低下し、2017年5月以来の低水準。受注残は6カ月ぶりの大幅上昇
  • ISM製造業指数は2016年8月以降、50を下回っていない

統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Factory Gauge Falls to Two-Year Low as Orders Cool (1)(抜粋)

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