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米個人所得:1月は3年ぶり減少、予想外のマイナス-前月は急増

更新日時

米国の個人所得は1月、市場予想に反して減少した。マイナスはこの3年余りで初めて。12月は特別配当や農家への補助金を反映して急増した。

  米商務省が1日発表した1月の個人所得は前月比0.1%減少。市場予想では0.3%増が見込まれていた。一方、12月は1%増と、約6年ぶりの大幅な増加率となった。

  個人消費支出は政府機関の一部閉鎖の影響で遅れが生じており、12月分のデータのみ発表された。12月は前月比0.5%減少。米金融当局が注目する基調的な物価動向を示すPCEコア価格指数は12月、前年同月比1.9%上昇と、11月と同じ伸び率だった。

Americans' incomes, spending volatile around turn of year

米個人所得、個人消費支出(共に前月比)

米商務省

インサイト

  • 個人所得が12月に急増したのは、個人の配当所得が834億ドル(約9兆3200億円)増えたことを映している。仮想化ソフトウエアを手掛ける米ヴイエムウェアによる特別配当がその中心を占めた。農業経営者の所得は米農務省からの補助金受け取りなどで292億ドル増加
  • こうした一部の特別項目を除くと、賃金・給与は1月に前月比0.3%増と堅調な伸びを示した。12月は0.5%増だった
  • 12月の個人消費支出は勢いが弱まった。インフレ調整後のサービス支出は前月比0.2%減少した。2月に発表された12月の米小売売上高は約9年ぶりの大幅減だった。ただ、この統計については、アナリストの一部から正確性を疑問視する声も上がっている
  • 米金融当局がインフレ目標の基準とするPCE総合価格指数は12月に、前年同月比1.7%上昇。11月は1.8%上昇だった。12月は前月比では0.1%上昇。エコノミスト予想は横ばいだった。食品とエネルギーを除くPCEコア価格指数は前月比0.2%上昇と、市場予想通り
  • 12月の貯蓄率は7.6%と、2016年以来の高水準。前月は6.1%

  統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. Incomes Fell in January After Surge on Special Payouts
(抜粋)U.S. Jan. Personal Income Fell 0.1%; Est. 0.3%

(詳細を追加して更新します.)
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