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ネクソン株に470億円の空売り、創業者の株式売却交渉に懐疑的

  • 空売り比率は1月中旬の0.95%から2.96%に急上昇
  • 「誰かが大きな賭けをしている」とアナリスト

オンラインゲーム大手ネクソンの株価は買収への期待が高まる中で上昇してきた。だが、株価は下落に向かうと考える投資家も多い。

  IHSマークイットのデータによると、空売り投資家は、ネクソンの株価が下落すると利益を得られる持ち高を470億円まで積み上げている。創業者による47%の株式売却が、割高な価格による買収に結びつかないと考えていることを示唆した格好だ。問題は、ネクソン株を取得しようとした場合、法に従って株式の公開買い付けを求められるかどうかだ。

  発行済み株式数に対する空売り比率は1月中旬の0.95%から2.96%に急上昇した。空売り比率の増加は、取引をまとめたい株主や投資家に、交渉を加速したり、あるいは完全に諦めたりすることを迫る可能性がある。米アマゾン・ドット・コムが中国のテンセントらとのネクソンへの出資争いに加わると伝えられる中でも、空売り投資家は先週、持ち高を増やした。

  シンガポールのスーチョーCSSDキャピタル・マーケッツの日本株責任者、アンドルー・ジャクソン氏は「かなりの空売り比率で、ここ数日で上昇した」と指摘。空売りはリスク回避のためではなく、「誰かが大きな賭けをしている」と話した。

  ネクソン創業者の金正宙(キム・ジョンジュ)氏は、同社の持ち株会社であるNXCを通じて保有するネクソン株の売却を検討している。ネクソンは、コメントを控えるとしている。

空売り比率は3倍に

株価が下落すると利益を得られる持ち高が470億円まで積み上がった

Source: IHS マークイット

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