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Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

米国株が今年初の3日続落、地政学リスクなど警戒

更新日時
Traders work on the floor of the New York Stock Exchange.
Photographer: Michael Nagle/Bloomberg

28日の米株式相場は今年初の3日続落。昨年10-12月(第4四半期)の米実質国内総生産(GDP)速報値は前四半期からの減速が想定より小幅にとどまったものの、貿易を巡る根強い懸念や地政学的リスクが株価の重しになった。

  • 米国株は下落、貿易巡る懸念や地政学リスクが重し
  • 米国債は軟調、経済指標は堅調
  • NY原油は続伸、OPEC減産堅持や米成長を好感
  • NY金は続落、米GDPが予想上回る

  セテラ・インベストメント・マネジメントの最高投資責任者(CIO)、ジーン・ゴールドマン氏は「ポジティブなモメンタムの中、投資家は一息つこうとしているだけだ」と指摘。「この日はGDPなど経済指標の発表があったが、GDPは2カ月も前のデータだ。投資家はもっと新しい材料を求めている」と述べた。

  S&P500種株価指数が前日比0.3%安の2784.49。ダウ工業株30種平均は69.16ドル(0.3%)下げて25916.00ドル。ナスダック総合指数は0.3%下落。米国債市場ではニューヨーク時間午後4時45分現在、10年債利回りが3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.72%。

  米国債は軟調。米GDPとシカゴ製造業景況指数が堅調だったことに反応した。

S&P 500 has moved less than 3.5 points in each direction this week

  S&P500種はクリスマスから2月半ばまでに18%上昇した後、過去7営業日は足踏み状態となっている。この日は、クドロー米国家経済会議(NEC)委員長とムニューシン米財務長官が対中通商交渉の状況について楽観的な見通しを示したことから、株価は一時小幅に上昇する場面もあった。

  米GDP速報値は前期比で年率2.6%増加。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値は2.2%増だった。7-9月(第3四半期)は3.4%増。

  ルートホールド・ウィーデン・キャピタル・マネジメントの最高投資ストラテジスト、ジム・ポールセン氏は、「少なくとも差し迫ったリセッション(景気後退)懸念を弱める助けにはなる。景気は確かに減速したが、現時点ではリセッションに近いというよりはサイクル半ばの減速にすぎないとことが、また示された」と指摘。「債券市場に起きた最初の反応はまさにこの見方に沿っており、利回りが上昇したのが一例だ」と述べた。

  ニューヨーク原油先物相場は3日続伸。石油輸出国機構(OPEC)が減産を実行している兆候や堅調な米景気トレンドを背景に、需給がタイト化するとの見方が広がった。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物4月限は28セント(0.5%)上げて1バレル=57.22ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント4月限は36セント下落の66.03ドル。

  ニューヨーク金先物は4日続落。米GDPの伸びが市場予想を上回ったことが背景。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物4月限は0.4%安の1オンス=1316.10ドルで終了。

原題:Stocks Post Year’s First 3-Day Slide; Dollar Gains: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Heavy on Solid Economic Data; Early Flattening Fades
Oil Rises as OPEC Discipline, U.S. Growth Tighten Supply Outlook
Palladium Resumes Upward Charge to Head for Seventh Monthly Gain

(相場を更新し、5-7段落を追加します.)
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