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Photographer: Qilai Shen

米は対中最終合意案を準備中、3月首脳会談視野にー関係者

更新日時
  • 米財務長官:両国は150ページの詳細な合意文書をまとめている
  • 米は早ければ3月半ばの米中首脳会談を検討していると関係者
Students from the Shanghai Customs College stands on a viewing platform overlooking the Yangshan Deepwater Port on the outskirts of Shanghai, China, on Tuesday 10 July, 2018.
Photographer: Qilai Shen

米政権内では通商交渉で中国に一段の譲歩を求めるかどうか議論が続いている。だがその中でも米当局者は、米中首脳が数週間後に署名することができるような最終的な合意案の作成を進めている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  米国は早ければ3月半ばの米中首脳会談を検討していると、関係者の1人が述べた。準備が部外秘で進められているとして、関係者らは匿名を条件に話した。中国では3月前半に全国人民代表大会(全人代)が開催されるほか、習近平国家主席が他に外国訪問を予定しているため、米中首脳会談の設定は容易ではないという。

  ホワイトハウスの報道官にコメントを求めたが返答はない。

  トランプ大統領は米側の最終決定権を持つ。大統領は2月28日、物別れに終わったハノイでの米朝首脳会談後の記者会見で、「中国に関しては、われわれは非常に順調に特別なことを成し遂げようとしている」としながらも、「私はいつでも合意に背を向ける用意がある。それを恐れたことはなく、中国に関してもうまく行かなければそうするだろう」と語った。

White House Press Secretary Delivers Daily Press Briefing

ムニューシン財務長官

Photographer: Al Drago/Bloomberg

  米中合意の見通しに関しては、トランプ政権高官から相反する見解が示されている。ムニューシン財務長官は28日、両国は150ページに及ぶ文書をまとめる作業に入っていると発言。同長官は「まだやるべきことは残っている」としつつも、これが「非常に詳細な合意」になる可能性があると話した。

  ムニューシン長官の発言の少し前に、ホワイトハウスのクドロー国家経済会議(NEC)委員長はCNBCとのインタビューで、米中の「歴史的な」合意が目前に迫っており、それは中国政府に対し国有企業への補助金削減と、中央銀行による為替市場介入の開示を約束させる内容だとコメント。「これまでの進展は素晴らしい」とし、「習主席と共産党政治局が何と言うか聞く必要がもちろんあるが、素晴らしい歴史的な合意に向かっていると思う」と述べた。

  しかし、前日にはトランプ政権の通商交渉責任者であるライトハイザー通商代表部(USTR)代表が幅広い対中通商合意が近いと期待し過ぎないよう注意を促した。同代表は下院歳入委員会で、米政府が中国と通商合意に達するまでにはかなり多くの作業が必要であり、大掛かりな経済構造改革を実施するとの中国の約束が盛り込まれなければ米政権は受け入れないと言明。中国のルール違反があれば米国が一方的な措置を講じられるような公約履行のメカニズムの必要性を強調した。

原題:U.S. Said to Ready Final China Trade Deal as Hawks Urge Caution(抜粋)

(クドロー氏のコメントや背景などを追加して更新します.)
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