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クラリダFRB副議長:将来の政策金利調整で辛抱強くなれる

更新日時
  • インフレ期待は当局の2%目標に整合すると私が考えるレンジの下限
  • バランスシートの縮小完了に関する適切な時期とペースを検討

米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長は、金融当局は政策金利の調整において辛抱強くなれると指摘。インフレ期待の指標に関しては、当局の2%目標と整合すると自身が考えるレンジの下限にとどまっているようだとの認識を示した。

  クラリダ副議長は28日、ワシントンの全米企業エコノミスト協会(NABE)で講演。事前に配布された原稿によれば、「フェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジに関して今後どのような調整が適切かを判断する上で、われわれは辛抱強くなり、データが入ってくるのを待つことが可能だと考えている」と述べた。

Fed Vice Chair Richard Clarida Speaks At Peterson Institute for International Economics

クラリダFRB副議長

撮影:Andrew Harrer / Bloomberg

  インフレ期待の指標については、「当局の物価安定目標である2%(のインフレ率)に整合すると私自身が考えるレンジの下限」にあると指摘した。

  クラリダ氏は利下げの可能性について問われると、「われわれは極めて良い状況にある。現時点では、それは私や私の同僚の基本線にはない」と答えた。

  このほかクラリダ氏は、金融当局がFF金利誘導目標の設定に関する戦略を決めたことから、当局者は「バランスシートの縮小完了に関する適切な時期とペースを決定」できると語った。この発言からは、バランスシートの規模が当局の考える正常化された水準に近づくにつれて、当局は保有証券の償還ペースを減速させる可能性があることが示唆される。

  同氏はさらに、FRBが保有資産縮小を完了した時点でのバランスシート構成についてはまだ決定していないと説明。FRBは米国債を主に保有したい意向を示しているが、保有する年限を決める必要がなおあり、理想的な配分の決定は「容易ではない」とも述べた。

原題:Clarida Says Inflation Outlook Leaves Room for Fed to Be Patient(抜粋)

(クラリダ副議長のコメントを追加して更新します.)
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