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米GDP:10-12月速報値は年率2.6増加、設備投資が加速

更新日時
  • 機器やソフトウエア投資が好調-住宅投資は4期連続マイナス
  • 個人消費は前期から減速も、堅調な状況は維持

昨年10-12月(第4四半期)の米実質国内総生産(GDP)速報値は、市場予想を上回った。企業の設備投資が加速し、前四半期からの景気減速は想定より小幅にとどまった。米金融当局が金利に関して辛抱強いアプローチを取る中、力強い成長が長期にわたり続く可能性があることが示唆された。

キーポイント
  • GDPは前期比年率2.6%増加
    • ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想中央値は2.2%増
    • 7-9月(第3四半期)は3.4%増
  • 個人消費は2.8%増(予想3%増)-前期は3.5%増
  • 設備投資は6.2%増に加速-機器やソフトウエアへの投資が好調
Growth cooled less than forecast after best two quarters since 2014

背景

  • 共和党主導の大型減税が引き続き成長に寄与したことが示唆された。通年のGDPは3.1%増で、トランプ大統領が目標とする3%をわずかに上回った
  • 依然健全な個人消費や景気を支える米金融政策、堅調な労働市場を背景に、景気拡大局面は年央には米史上最長となる勢いだが、貿易戦争や世界的な成長減速、財政刺激の効果希薄に伴い、拡大ペースは鈍化する可能性も
  • ルネサンス・マクロ・リサーチの経済担当責任者、ニール・ダッタ氏:
    • 全般的な民間国内需要の強さは「景気のモメンタムを今後も維持するのに十分」であり、今回の統計では研究・開発の支出が「明るい材料」

詳細

  • 変動の大きい貿易と在庫を除く国内最終需要は2.6%増(前期は2.9%増)
  • 個人消費のGDP寄与度は1.92ポイント(前期は2.37ポイント)
  • 設備投資のGDP寄与度は0.82ポイント(前期は0.35ポイント)
  • 設備投資のうち:
    • 構築物への投資は4.2%減-1年ぶりの大幅減
    • 機器投資は6.7%増
  • 知的財産投資は13.1%増
  • 住宅投資は3.5%減-4期連続のマイナス
  • 純輸出のGDP寄与度はマイナス0.22ポイント(前期はマイナス1.99ポイント)    
  • 在庫のGDP寄与度は0.13ポイント
  • 米金融当局が物価の目安とする個人消費支出価格指数は1.5%上昇
    • 食品とエネルギー除いた同価格指数は1.7%上昇

統計の詳細は表をご覧ください。

原題:U.S. GDP Grows at 2.6% Pace as Business Spending Accelerates (1)(抜粋)

(統計の詳細を追加し、更新します.)
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