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長期金利が一時2週間ぶり高水準、日銀オペ減額懸念で売り優勢

更新日時

債券相場は下落。長期金利は2週間ぶりの水準まで上昇した。前日の米国債相場が下落した流れを引き継いだことに加えて、日本銀行が3月の国債買い入れオペ方針で長期ゾーンの実施回数を減らしたことで減額懸念が強まり、売りが優勢だった。

  • 新発10年物353回債利回りは、日本相互証券の前日午後3時の参照値より1.5ベーシスポイント(bp)高いマイナス0.015%。一時マイナス0.01%と2月14日以来の高水準
  • 新発20年物167回債利回りは0.445%、新発30年物61回債利回りは0.635%までそれぞれ上昇し、ともに1月31日以来の高水準
  • 長期国債先物3月物の終値は前日比9銭安の152円65銭。一時152円57銭まで下落

市場関係者の見方

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジスト
  • 残存5-10年オペの回数削減はネガティブサプライズ、長期から超長期に金利上昇圧力。10年金利がプラスになれば超長期債に流れる資金の勢いも弱まる
  • 日銀がマイナス圏の10年金利に対して一定の警戒感を持っているようにみえ、本音では許容していないのではないかと思えば買いたくない
  • 金利が上昇したところでは需要が強まったようにもみえたが、来週の10年入札や翌日の5-10年オペの金額を考えると、かなり不透明感が強まった印象
野村証券の中島武信シニア金利ストラテジスト
  • 日銀は10年金利が多少上昇した方が値動きが回復するとの判断か、マイナスに沈むと国内勢が超長期にシフトして過度なリスクテイクにつながることに配慮した可能性も
  • 来週の5-10年オペはレンジ中央値の4750億円か4800億円になる可能性、月間で1.90兆~1.92兆円なら前月(2.15兆円)からの減額幅は昨年9月以降の全年限で最大

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
不成立-0.155%-0.015%0.430%0.615%0.700%
前日比 ー+0.5bp+1.5bp+1.0bp+1.5bp+2.5bp
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